人気声優の石川界人さんが、「神酒ノ尊―ミキノミコト―」での越乃寒梅役を降板することになりました。
実在の酒造銘柄をキャラクター化したプロジェクト「神酒ノ尊―ミキノミコト―」(通称みきみこ)は21日、越乃寒梅役の声優・石川界人が自身のラジオ内で不適切な発言をしたとし、同役を降板すると公式サイトで発表した。
ヤフーニュースより
若手の男性声優の中では演技力も高く、親しみやすいキャラクターで好感を持っていたので残念なニュースです。
この石川界人降板の原因について。
そして、その発言と関連して「糖質制限中は日本酒は飲んではいけない」ということが正しいのかどうかを、専門家として解説します!
【目次】
降板の原因となった石川界人の不適切とは
石川界人さん降板の理由はラジオでの「不適切発言」とのことですが、その内容は以下の通り
「糖質制限中だから日本酒は飲まない」
と言ってしまったんですね。
「神酒ノ尊―ミキノミコト―」は、実在の酒造銘柄を題材にした擬人化プロジェクトであり、メディアミックスで様々な展開が予定されていました。
ただのお酒アニメではなく実在の酒造銘柄をキャラクター化するという事で、当然多くの蔵元がスポンサーとして参加しています。
プロジェクト自体が日本酒の「宣伝」を多分に兼ねているものであるため、その出演者が「日本酒飲まない」と言ってしまうのはマズイでしょう。
消費者も、CMに出演しているタレントが本当にCM商品を愛用しているわけではないことはわかっていますが、とはいえ企業側は出演料を払っている以上イメージダウンするような言動は慎んでほしいと思っています。
余談ですが、シブがき隊の布川敏和が某女優とフライデーされた際、写真に写っていた布川の車が日産車であった事が話題になりました。
当時布川はトヨタのCMに出演しており、これを問題視したトヨタがクレームを付けて布川はトヨタ車に買い替えたそうです(笑)
本当に日本酒は糖質制限に良くないのか?
石川界人くんのニュースは一旦置いておいて、ここからが本題です。
石川さんは「糖質制限中だから日本酒は飲まない」と発言したわけですが、本当に日本酒は糖質制限に良くないのでしょうか?
専門家として、わかりやすく解説したいと思います。
日本酒の糖質について
日本酒には、たしかに糖質が含まれています。
純米酒 | 3.6g |
---|---|
本醸造酒 | 4.5g |
淡色ビール | 3.1g |
スタウトビール | 4.6g |
赤ワイン | 1.5g |
白ワイン | 2.0g |
これを見ると、ワインやビールに比べて確かに日本酒の糖質量は多いですが、比率的にも「ものすごく多い」という訳ではありません。
ジョッキが当たり前のビールに比べて、おちょこで飲む日本酒は量も少なくなるため、日本酒だけが特別太りやすいという事はないはず。
さらに、純米酒は100ml中でも糖質3.6gということは、1合(180ml)飲んでも糖質6.5g
これは角砂糖1,5個分に過ぎません。
- 午後の紅茶ミルク(500ml):糖質38.5g
- コカ・コーラ(500ml):糖質56.6g
- ボス・カフェオレ(500ml):糖質44g
糖質制限とはいえ完全にゼロにするのは実質不可能であり、トータルで1日50~100g以下に抑えれば十分です。
どうしても飲みたい方が程よく嗜む分には、日本酒はむしろ向いているでしょう。
アルコールの筋肉への影響
日本酒の糖質は微々たるものですが、お酒に含まれるアルコールは筋肉に悪影響を与えます。
石川界人さんは筋トレ好きとしても知られており、体作りへのストイックさはファンの間でも有名。
アルコールが筋肉に与える悪影響は、主に以下の5つ
- 男性ホルモン(テストステロン)の分泌を阻害
- ストレスホルモン(コルチゾール)の分泌を促進
- アルコール代謝による筋肉合成の阻害
- 睡眠の質の低下による成長抑制
- 疲労による成長の抑制
一つ一つ説明するまでもありませんが、飲酒は筋肉の発達に悪影響を与えます。
当然ダイエットにも悪影響であるため、ダイエットしたいならお酒は断つ、もしくは減らさなくてはいけません。
どうしても飲みたいのなら、せめて肝臓を労るサプリなどを活用して、筋肉発達を妨げる作用を少しでも減らしましょう。
石川界人の降板理由は日本酒のイメージを悪化させたこと
日本酒は糖質制限に悪影響という程ではないが、筋肉の発達には悪影響なのでダイエット中は飲まない方が良い。
石川くん、いい勉強になったね。今後は気をつけてね。
今回の件で、石川界人さんの発言の問題点は
- 酒がスポンサーなのに酒を飲まない事を明言した
- 日本酒は糖質制限に悪いというイメージを広めてしまった
この2つの点から、降板という処分を受けても仕方ないかなと思います。
ただ、これは彼が「世間知らず」であったことが原因であり、人格を疑われるような炎上発言でなかったことは応援する一人として安心したポイントです。
まあ役者人生の中ではこういう事もあるでしょう。
今後の仕事に大きな影響があるわけでは無いと思うので、ここはしっかりお叱りを受けて成長していってほしいと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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