米と水と米麹を混ぜて発酵させると、もろみになります。
もろみを絞って出てくる液体が日本酒
残った絞り粕が酒粕です。
経済的に価値があるのは日本酒ですが、
栄養的に圧倒的な価値を持つのが酒粕。
その製造方法から言って、もはや麹菌の培養装置。
麹のコロニーをそのまま頂くようなものです。
麹菌がコメの炭水化物を分解してアミノ酸を作り出すため、一般的な酒粕にはなんと100gあたり15gものタンパク質を含みます。
しかもこのタンパク質は、超吸収しやすいアミノ酸の状態なのです。
腸活&筋肉にこれほど有用な食材に対して「カス」だなんてとんでもない!
ぜひ美味しく頂きましょう。
シンプルに粕汁が良いです。
難しく考えずに、豚汁の材料に酒粕をぶっこめば良いだけですね。
レシピに材料を記していますが、冷蔵庫で余ってる野菜全部入れればOKです。
いつもの豚汁に、ちょっぴり大人な風味が加わり、旨味と栄養はマックスパワー。
具沢山スープ界の四天王に名を連ねる一品です。
粕汁のレシピ
豚こま肉 | 200g |
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酒粕 | 50g |
長ネギ | 1本 |
白菜 | 100g |
にんじん | 1/2本 |
ごぼう | 1/2本 |
味噌 | 大さじ2 |
水 | 1,000ml |
作り方
- 長ネギは斜め切り、にんじんはいちょう切り、ごぼうはささがき、白菜はざく切りにします
- 豚こま肉は一口大に切ってバラしておきます
- 鍋に水500mlと1を入れて火にかけます
- 3が煮立ったら2を加えて煮込みます
- 耐熱容器に酒粕を入れ熱湯500mlを加えて溶かします
- 大きなカタマリが無くなったら5を鍋に加えて弱火で10分煮込みます
- 火を止めて味噌を溶かして完成です
- 酒粕は必ずしも別で溶かす必要はありませんが、別の方が溶けやすいです
- 酒粕には6%程度のアルコールを含むので、よく煮込んでアルコールを飛ばしてください。
- 酒粕を入れるほどドロドロ感が増すので、好みで追加してください。
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