リバーライトの炒め鍋28cmを実際に使っている主夫がレビューします。
大人2人暮らしであれば十分すぎる大きさで、1本で料理の半分以上をカバーする超万能選手。これから購入を考えている方の参考に、実際に使って感じたデメリットや併せて欲しいアイテムも一緒に紹介します!
【目次】
リバーライトの炒め鍋28cm
新居で奥さんと2人暮らしを始めるに当たり、万能で大きめの炒め鍋がほしいと思っていました。
最初は本格的な山田工業所の中華鍋を買おうかと思っていましたが、以下の事情を考慮してリバーライトに決断。
- 家庭用コンロでは鍋底が平らな方が良い
- 窒化鉄で錆びにくいほうが良い
- アフターケアが充実している方が良い
- 同じ28cmなら底が平らな分容積が大きい
多少値段は高くなりましたが、半年間使用して非常に満足しています!
実家では底まで丸い中華鍋を使用していましたが、家庭用コンロだとどうしても不安定で、揚げ物なんて恐ろしくてとても出来ません。
それに放置すると錆びるし、手入れに手間がかかるのは確か。
その点リバーライトは鉄の表面に窒素の膜を作った「窒化鉄」という特殊な加工をしています。この窒素の膜が鉄を錆から守ってくれるので、使用後に水洗いして軽く拭き取るだけでも、全然錆びませんよ。
絶対あったほうが良いもの:オイルポット
大前提として、リバーライトの炒め鍋を使うなら「オイルポット」は絶対にあった方が良いです。
オイルポットを選ぶ際の条件として、以下の2つだけはマスト。
- 活性炭フィルターを使える
- 上部にも持ち手が付いている
リバーライトの炒め鍋にオイルポッドが必要な理由は、調理前のひと手間として「油返し」の作業が必要だからです。
油返しとは、フライパンに油を馴染ませて、調理の油の温度が上がりすぎないようにする作業。以下の動画を参照してください。
上記の油返し作業をスムーズに行うには、フィルターで濾過した油がたまる下部と、フィルターが付いている上部を頻繁に開け締めする必要があります。
このため上部にも取っ手がついているオイルポッドを選ぶのが、超重要なポイントです。
私が使っているのは、以下の商品。
もちろんこちらも日本製で、フィルターもホームセンターでよく売っている一般的なサイズですよ!フィルターカートリッジは1ヶ月位使えます。
リバーライト炒め鍋のデメリット
- 重い(1.13kg)
- 鉄分摂取はしづらい
- 注ぎ口が左側にしか無い
検索してこの記事にたどり着いた方は、買う前にデメリットが気になっていると思います。販売サイトには良いことしか欠かないのが当然ですから、私が使った上で感じたデメリットも書いておきます。
上記が許容できないなら、他を探したほうが良いでしょう。
窒化鉄は錆びないが鉄分溶出は少ない
リバーライトをはじめ鉄のフライパンや鉄鍋を買われる方は、調理での自然な鉄分摂取を期待する方も多いですよね。
特に女性は貧血になりがちですから、調理するだけで鉄分が自然に取れる鉄フライパンは、それだけで魅力。
しかしリバーライト製品は前述の通り、鉄と窒素を結合させる「窒化鉄」を使用しています。
窒化鉄は窒素の膜によって鉄が守られるため、錆びない反面、調理での鉄分溶出も期待できません。
テフロンコーティングなどに比べれば多少は溶出するでしょうが、正直誤差の範囲。目に見えて実感できるほど鉄分を摂取できるとは思えず、貧血解消なら素直に鉄サプリでも飲んだほうが良いでしょう。
リバーライト炒め鍋のメリット
- 錆びない
- もう何でも美味しい
- 揚げ物が超楽になる
- カレーも肉じゃがも作れる
- ほぼ一生モノの耐久性
- 2人暮らしなら万能選手
全体的にメリットが大きすぎるのが、リバーライトを使ってみた率直な感想ですね。
もうとにかく、炒めものが何でも美味しいんですよ。これは中華鍋でも同じですが、やはり鉄の炒め鍋を一回使ったら、テフロンには戻れません。
もちろんテフロンにはテフロンのメリットがあるので、我が家の場合はリバーライト28cm炒め鍋と、テフロンの22cmの2本体制。これだけで料理の8割をこなしています。
28cmあればチャーハンも2人分一気に作れるし、パスタソースを作って2人分一気に絡めるのも余裕です。
我が家はコンロの幅が60cmなので、30cmだと大きすぎるんですよね。ここも中華鍋を見送った理由の一つです。
鉄フライパンはお手入れが大変というイメージもあるかと思いますが、何度も書いているようにリバーライトは窒化鉄なので全然錆びません。料理後は洗剤を使わず、水を流しながらタワシでこするだけでOKです。そしてタオルで拭き取ってぶら下げておけば、大丈夫。むしろ普通のフライパンより楽な気がしますね。
リバーライト×オイルポッド×米油で油廃棄ゼロ
リバーライト買うならオイルポッド必須です。
そしてオイルポッドがあると、油を使い回せるんですよね。揚げ物がめんどくさいのって、終わった後の油の処理じゃないですか。
でもリバーライトとオイルポッドを買って以来、我が家では揚げ物後の油をオイルポッドに戻し、それをその後の料理でも普通に使うので、油を捨てることが無くなりました。
活性炭のフィルターを通せば臭いは無くなるし、酸化防止剤も入ってるので心配ありません。それでも酸化が気になるなら、使う油を米油にしてください。ウチも必ず米油です。
米油には天然の酸化防止剤であるビタミンEが大量に含まれるため、油の使い回しによる酸化リスクを限りなく減らせます。味もサラダ油とほとんど変わらず、全く同じ使用感。
サラダ油よりは高いですが、揚げ物で油を捨てなくなった分使用量も減ったので、むしろ油代は節約できている気がします。
リバーライト炒め鍋の”蓋”は必要か?
リバーライトの炒め鍋には、専用の蓋が用意されています。
蓋単体でも買えますが、炒め鍋とセットで購入もできますね。
さてこの蓋が必要かどうかですが、わたしの結論は
あった方が活用の幅が大幅に広がるから買ったほうが良い
です。
そもそもリバーライト炒め鍋のモデルになっている中華鍋は、一つで炒める、煮る、揚げる、蒸すなどなんでもできる万能鍋。
その万能さを活かすなら、やっぱり蓋はあった方が良いです。
特にカレーや麻婆豆腐や肉じゃがなどの煮込み料理をする際、やっぱり蓋があった方が便利。
そして作った後に置いておくときも、やっぱり蓋をしてホコリや虫が入るのを防ぎたいですよね。
蓋と蒸し器でほうれん草も蒸せる
蓋の必要性はわかっても、なんでこんなドームみたいなかさばる形なの?
とわたしも思いました。
ただでさえ28cmでデカいのに、せめて平らな蓋だったら隙間に収納できるんですけどね。
しかしこの大きさには理由があります。
ドーム型になっているため、蒸し器をセットして蒸し鍋として使えるんですね。
幅が28cmもある蒸し鍋ってなかなか無くて、この大きさであればほうれん草や小松菜も蒸せます。
ほうれん草はビタミンCや葉酸など栄養豊富な野菜ですが、これらのビタミンは水溶性であるため茹でると流失してしまいます。
茹でるのではなく蒸すことで、栄養の流失を最小限にできますので、わたしはリバーライト導入以後はほうれん草も小松菜も蒸し一択です。
茹でるのに対して蒸すのなら、使う水の量も圧倒的に少なく、しかもリバーライトなら一瞬で沸きます。
水道代もガス代も時間も断然節約できるので、ぜひリバーライトの蓋セットと蒸し器はマストで揃えてください。
リバーライト炒め鍋は1本あれば万能選手
- 家庭用コンロで安定するほうが良い
- 鉄分摂取より手入れの楽さを優先
- 2人分くらい一気に作りたい
- オイルポッドをコンロ横における
- 炒め物や揚げ物を良くする
- 一生モノを大事に使いたい
これらの条件に当てはまったら、リバーライト炒め鍋は即買いで損は無いです!
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