ラグビー日本代表の姫野和樹選手のインタビューが月刊『IRONMAN』356号に掲載されていました!
日本最強のフィジカルモンスター。
あの巨体はどのような筋トレによって出来ているのか?
姫野和樹のトレーニング方法や食事についても興味深い情報があったので、この記事でまとめておきます!
ラグビー姫野和樹はベンチプレス170kgを上げる
『IRONMAN』の記事によると、姫野和樹のベンチプレスMAXは170kg!
現在の体重は100㎏前後らしいので、体重の1.7倍
文句無しで「強い」と言っていいレベルですね。
ちなみに、姫野といえばラックになる前に相手のボールを奪い取る「ジャッカル」が話題になりましたが、実はボールを運んだ距離も松島、福岡に次ぐチーム3位。
ボールを運ぶのが本職のバックスに対し、フォワードの姫野の「5試合で215m」という数字は驚異的です。
ちなみに、2019年のワールドカップに出場した全20チームの選手で、200mを超えたフォワードは姫野ただ一人。
姫野和樹の筋力
- ベンチプレス:170kg
- スクワット:230kg
- 加重懸垂:70kg
- ベンチプル:180kg
- パワークリーン:136kg
月刊『IRONMAN』356号のインタビューより
どれも凄まじい数字ですが、個人的にビビってるのは「加重懸垂70kg」
これはバケモンでしょ(笑)
姫野の体重は100kg以上なので、実質170㎏を腕だけで持ち上げる力があるわけですね。
ベンチプル180kgというのも、その驚異的な背筋力を裏付けています。
※ベンチプルとは、フラットベンチにうつ伏せになってベンチの下においてあるバーベルを持ち上げるローイング系トレーニング
ラグビーでぶつかる際に身体を安定させるには背筋が重要。
姫野のフィジカルコンタクトの強さは、人間離れした背筋にあるようです。
姫野和樹の筋トレ内容
姫野和樹の筋トレ内容は、当然ながら年によって変化しています。
『IRONMAN』でのインタビュー記事には、現所属のトヨタ入社時からのトレーニングの軌跡も語られていたので、ここでまとめておきます。
- 1年目は体組成(体脂肪率、筋肉量、除脂肪体重などを改善
- 2年目は専門コーチと協力してスピード強化
- 3年目はパワー強化
- ポリテリアチェーン(背筋、殿筋、ハムストリングスなど身体の裏側)の強化
- ブルガリアンスクワットなど左右非対称エクササイズの強化
- 腕立て伏せ
- 懸垂
- 片足スクワット
筋肉をうまく使うための自重トレーニングも強化
食事は1日5000kcal
トヨタでの活動期間中の姫野の一日の摂取カロリーは5000~5500kcalだそうです(笑)
もはや想像できない量ですが、当然ながらタンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルのバランスは栄養士が管理しているでしょう。
活用したサプリ
- 疲労回復や抗炎症目的でEPA
- 筋肉の瞬発力向上のためにビタミンD
- 寝る前にプロテインをナイトスムージーに
ラグビーに必要な筋トレは背中と下半身
最後に、ラグビー日本代表のフィジカルコーチである太田千尋氏のインタビューからも興味深いところを紹介しておきます。
ラグビーのような激しいコンタクトスポーツに重要なのは「背中」と「下半身」であるようです。
-例えば高校レベルの選手や指導者に、何かメッセージはありますでしょうか?
大田:特に育成年代では、スクワット、デッドリフト、懸垂を正しいフォーム、正しい身体の使い方でやっておいて欲しいですね。
それはラグビーの原理原則から、強い体幹とそれを培うスタイル、パワーが求められるからです。
やはり背中が強いと、コンタクトにいい影響があるので、そこはしっかりとやってほしいですね。-日本代表で特に強化した部分は?
大田:強い体幹を得た上での、下半身のパワーです。
ハイインパクトなので、当たった瞬間に身体がぶれたり、姿勢が崩れたりしてしまうと推進力になる下肢のパワーが伝わりづらくなります。
簡単に言うと、高重量のスクワットやデッドリフトです。
スクワットは高重量を担ぐので、体幹がないと姿勢が悪くなり脚を踏めなくなります。
だからしっかり体幹を固定して、その上で下肢に力が伝わるようなトレーニングをするということですね。
姫野和樹の筋トレを参考に強くなろう
- ラグビーに必要なのは背中と下半身
- ベンチプレスも強いとフォワードには有利
- でかい身体は食事で作る
姫野和樹はベンチプレス170kgという凄い筋力ですが、それ以上に加重懸垂70kg、ベンチプル180kgと「背筋力」が凄まじい事がわかります。
フォワードのポジションは「押す」事も重要ですが、それ以上に体ごとぶつかったときに当たり負けない体幹と下半身が必要なのですね。
姫野和樹のような理想的「ゴリマッチョ」を目指したい方は、ぜひ参考にして下さい!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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