十得鍋のセットを1年使ってみて、感じたデメリット・メリットを紹介します。
十得鍋のブログを検索する方は「高額だしデメリットも知っておきたい」と思うのでデメリットから書きますが、私個人的には十得鍋はガチで「日本製最強の鍋」だと思います。
我が家は夫婦2人暮らしですが、十得鍋があれば他に鍋はいりません。強いて言うなら、鍋パーティー用の卓上鍋くらいでしょう。
そんな十得鍋について、使用者の口コミとしてご参考になれば幸いです。
・認定ダイエットインストラクター
・医薬品登録販売者
・健康管理士一般指導員
健康一筋発信10年。ダイエットや筋トレに役立つサプリメントの他、健康情報も収集し続けてアップデート中。自分と家族と日本国民の健康と幸福(ウェルネス)を追求するのが仕事であり趣味です。
【目次】
十得鍋を使ってわかったデメリット
- 蓋が足りない
- 鏡面が汚れやすい
- お湯が沸くのが遅い
- 焼き物が焦げ付きやすい
- 価格は、やっぱり高いよね
蓋が足りない
お鍋が3つに対して、蓋が1枚では足りません。
例えば16cmで味噌汁を作り、20cmで肉じゃがを作る場合、どうしても蓋は2枚以上あったほうが良いですよね。
さらに16cmにこの純正の蓋をのせると、蓋が思いっきり鍋からはみ出すのでちょっと邪魔です。特に我が家はコンロが60cm幅で狭いので、どうしても小さい蓋が必要になりました。
十得鍋を買うなら、絶対に16~18cmの蓋も必要だと思います。私はダイソーで18cmの蓋を1枚買ってきました。
これで16~18cmの2つに使えるし、コンパクトなので邪魔にもなりません。色もマッチしていていい感じ♪
鏡面が汚れやすい
ステンレスの美しい全面鏡面仕上げ。
買ったときは惚れ惚れしましたが、まあ1年も使っていれば当然くすみや汚れが目立ってきます。
実用上は何の問題もありませんが、見た目にこだわる方は少し手入れに手間がかかるかも知れません。
定期的に研磨剤で磨けば、再びピカピカになりますよ!
お湯が沸く遅い
十得鍋は保温性の高さはメリットですが、逆に言えば「冷めづらく熱しづらい」という特性があります。
肉厚であるため、正直お湯が沸くのは遅いですね。
パスタを茹でたり野菜を下茹でしたりする際に、とりあえずお湯を沸かしたいのなら熱伝導率の良いアルミや鉄製で、肉厚が薄い鍋のほうが向いています。
うちの場合、こういう下茹で系はリバーライト中華鍋に全部任せています。
大量のお湯が沸くまでの時間は、そちらのほうが圧倒的に早いですね。
焼き物が焦げ付きやすい
コーティング無しのオールステンレスであるため、やや焼き物はくっつきやすいです。
カレーや肉じゃがで肉を炒める時には特に焦げ付きやすさを感じますが、鉄鍋と同じ要領でガッツリ空焚きで熱してから油を引くと、だいぶマシになりますよ。
コーティングが無いことは寿命の長さ、安全性にも繋がりますので、個人的には十分許容範囲です。
価格は、やっぱり高いよね
鍋3つで18,000円近くというのは、気軽に決断できる値段じゃ無いですよねー
私も買う前は相当に悩みましたが、結果的には後段で紹介するメリットに価値を見出して購入しました。
日本製であること、ほぼ一生使えること、カッコいい調理器具を持ちたかった事などが大きかったですが、1年使った今でも大満足しており、結果的に買ってよかったと思っていますよ!
それでも十得鍋が「最強」の鍋である理由
- コンパクト収納
- 取っ手は1本で十分
- 温めたものが冷めない
- オーブンでも利用可能
- 保温性が高く無水調理可能
- 底が厚いので炒めものも可能
- 保証が無期限で永久サポート
- コーティングがないのでずっと使える
コンパクト収納
このコンパクト収納こそ十得鍋の真髄。取っ手が取れる鍋は全部同じかも知れませんが、とにかく3つの鍋が1個にまとまるのはありがたすぎる。
スペースに余裕のあるお宅より、我が家のようなアパートぐらしには必須の機能です。
取っ手は1本で十分
蓋は1枚じゃ足りないと書きましたが、取っ手は1本で十分です。
なぜならティファールなどと違い、十得鍋は取っ手を付ける部分が鍋の外側に張り出しており、ここを鍋つかみで掴んで移動する事も出来るからです。
ぶっちゃけ、取っ手を付けるのは鍋を傾けて最後の1杯を盛るときだけで、後は鍋つかみで移動してしまう事のほうが多いです。このため取っ手は1本で十分。これはティファールやサーモスには無いメリットです。
取っ手は使いやすいし、ガッチリホールドするから安心感もありますよ。
温めたものが冷めない
十得鍋とほとんど同じ形状で、価格は半額以下の類似商品もあります。
こちらも購入候補としてかなり悩んだのですが、最後の決め手は十得鍋の「アルミ三芯構造」でした。
十得鍋は熱伝導の高いアルミを、熱伝導が低い(=保温性が高い)ステンレスで挟み込むことで、一度温まったものが沸いた後は長時間保温されます。
十得鍋は調理後の保温もダッチオーブン並なので本当に便利です!
オーブンでも利用可能
取っ手が取れるため、オーブン鍋としても利用可能です。
ここでも保温性の高さが活かされ、全体的にまんべんなく熱されるからケーキでもグリルチキンでも美味しく出来ますよ。
またコーティング剥がれの心配もないため、ティファールなどと比べてもガツガツ使えます!
保温性が高く無水調理可能
十得鍋の純正蓋は、かなり厚手で重みもあります。
そして優れた工作精度により、鍋肌にぴったり密着する構造。だから内部の水蒸気を逃さず、アクアシール効果も期待できます。
底が厚いので炒めものも可能
ただの鍋でなく、底がしっかり分厚い!
叩くと「カンカン」ではなく、「コンコン」という音がします。カレーや肉じゃがの際に肉を炒めるのもスムーズだし、何ならステーキだって焼けますよ。
十得鍋シリーズにはフライパンもありますが、簡単な炒めもの、焼き物なら十得鍋の方でも十分です。
保証が無期限で永久サポート
十得鍋を発売した当初は10年保証でやっていたそうですが、実際には10年を超えて使い続ける人が続出したため、現在では「無期限」で永久サポートに変更したそうです。
なんて素晴らしい会社なんだ!
「持続可能」がキーワードになる現在ですが、本来日本には使い捨ての文化は無く、一つのものを長く使い続けるのが当たり前であったはずです。
「壊れてくれないものを作ったら売れなくなる」なんて会社は、早晩潰れても仕方ないんですよ。
まさにずっと使える、自分の人生を共にしてくれる鍋。日本的持続可能製品として、十得鍋をこれからも使いたいですね。
コーティングが無いからずっと使える
私がティファールやサーモスを買わない一番の理由が、コレですね。
フッ素やテフロンでコーティングされていれば、たしかに焦げ付かないしツルツル洗えて便利ですね。
しかし、コーティングはいつか剥がれます。剥がれたときが鍋の寿命です。
十得鍋はコーティングされていないむき出しのステンレスですので、コーティングが剥がれる心配は必要ありません。
これは鉄鍋でも同じですが、十得鍋はステンレスですから鉄鍋と違って錆びる心配もほぼありません。
よって寿命は実質的に永久。使おうと思う限りずっと使える鍋です。
だからこそ本来の想定だった10年を遥かに超えて、永久保証が必要なほど使い続ける人が続出しているんですね。
こう考えたら、18,000円という値段は驚くほど安いと思うようになってきました。
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