衰えてきた男性力をパワーアップさせる『精力サプリ』『活力サプリ』は、日本のみならず世界中で多数ありますが、残念ながら値段ほどの価値は無いものがほとんどです。
マカやクラチャイダムも男性ホルモンアップの根拠は見つかりませんが、その中でも数少ない信頼できるエビデンスを持つ成分が「フェヌグリーク」です。フェヌグリークは「テストフェン」として原料化されており、精力の悩みを持つ方には個人的に最もおすすめしているサプリ。
この内容について、記事で深堀りしていきます。
・認定ダイエットインストラクター
・医薬品登録販売者
・健康管理士一般指導員
健康一筋発信10年。ダイエットや筋トレに役立つサプリメントの他、健康情報も収集し続けてアップデート中。自分と家族と日本国民の健康と幸福(ウェルネス)を追求するのが仕事であり趣味です。
【目次】
精力サプリ=テストステロンを増やしたい
40~50代以降の男性に人気の『精力サプリ』『活力サプリ』のほとんどは、男性ホルモンである「テストステロン」のパワーアップを目的としています。もちろん直接的に「テストステロンを増やす!」と広告に書くと薬機法などに触れるので書きませんが、成分を見れば明らかですね。
40代を過ぎるとテストステロンが急激に減ってくるのは事実で、それによって男性的なパワーが衰えてきたり、筋トレをしても筋肉が付きづらくなったりと不具合が出てきます。そのためにテストステロンを増やす栄養素をサプリで補う事自体は問題ありません。
問題は、市販されている精力サプリのほとんどが「成分の割に値段が高すぎる」事です。
亜鉛なんて500円で十分
男性ホルモンの材料となる栄養素で、トップクラスに有名なのが必須ミネラルの「亜鉛」です。亜鉛は体内で100以上の酵素の働きに関わっており、精子の生成や男性ホルモンの分泌にも多く関わっていると言われています。
精力だけでなく、亜鉛はハゲホルモンの働きを抑える働きまで持っているため、中年以降の男性には超必須のミネラル。もちろんサプリでも補いたいところですが、わざわざ亜鉛サプリに毎月数千円も払う必要はありません。
DHCの亜鉛(60日分400円)。これでも十分に必要な量の亜鉛を摂取できるのです。亜鉛だけで数千円とか、正直ボッタクリでしょう。
マカ・クラチャイダムは高すぎる
亜鉛と並んで多い精力サプリの成分が、「マカ」と「クラチャイダム」ですね。アンデスや東南アジアで古くから食されてきた健康食品で、滋養強壮に効くとされる成分を多く含んだスーパーフードの一種です。
確かにマカやクラチャイダムには必須ミネラルやその他の栄養素が多く含まれ、精力アップに効果を実感している方も多いと思います。ただそれでも効果に科学的なエビデンスがあるわけではなく、やっぱり価格が高すぎると思います。
精力アップで人気の「マカエンペラー」は定期購入でも月7,344円(2回目以降)、「クラチャイダムゴールド」は月9,072円(2回目以降)ですからね。
「高価な方が効く気がする」という消費者心理を利用するのは上手いですが、本当にこんな値段ほどの価値があるかは、ちょっと冷静になった方が良いかと思います。
大半の精力サプリは効果なしという現実
精力アップのサプリを吟味している方に、ここで残念なお知らせです。
2019年5月に南カリフォルニア大学泌尿器科のMary Samplaski氏らによる研究から、「テストステロンの分泌量が増える」「性欲が増す」「活力が増進する」といったサプリメントの謳い文句を裏付けるエビデンスはほとんどないことが明らかになりました。
Samplaski氏らは、論文データベースを用いて、販売企業が主張するサプリメントの作用を裏付ける文献を検索し、レビューした。その結果、これらのサプリメント製品のうち、臨床試験でテストステロン関連の有益性が示されている成分を含んでいたのはたった12%だった。一方で、調べた製品のほぼ半数(48%)には、臨床試験でヒトに悪影響を与える可能性がある成分が含まれていたことも分かった。
引用:HealthDay News
アメリカで販売されている50品目の精力サプリのうち、テストステロンに対する有益な科学的根拠を示しているのはたった12%。90%近くの精力サプリは、エビデンスが無いわけですね。これはアメリカでの結果ですが、日本でも似たような状況だと思います。
「フェヌグリーク」だけはエビデンスあり
Samplaski氏らの研究では、精力サプリの90%はエビデンスが無いと示唆されましたが、逆に言えば残りの10%にはしっかりエビデンスがあるということ。そのエビデンスのある成分の1つが、インド原産の植物「フェヌグリーク」です。
分析の結果、サプリメント製品に含まれていた成分のうち、「フェヌグリーク」、「シラジット」、「D-アスパラギン酸」、「ビタミンD」の4種類についてはテストステロン値への影響が厳密な方法で検証されていたが、有効性が示されたのは2種類(フェヌグリークとシラジット)のみだった。
引用:HealthDay News
フェヌグリークもシラジットも、インドから中近東を原産とし、紀元前から滋養強壮などに用いられてきた薬草です。特にフェヌグリークは、近年「テストステロンブースター」としての役割が注目され、サプリメントも発売されていますね。
フェヌグリークがテストステロンを増やすエビデンス
Samplaski氏らの研究で、「数少ない科学的根拠のある精力アップ成分」とされたテストフェンの、具体的なエビデンスについて紹介していきます。安全性について調べた研究もあるので、参考にして下さい。
フェヌグリークで男性ホルモンが増え筋トレ効果もアップ
2016年にアメリカの学術誌『Journal of SportsHealth Science』に掲載された論文では、筋力トレーニングにあたってフェヌグリークサプリを摂取した被験者は、摂取していないグループに比べて筋肉量の増加、男性ホルモン分泌量の増加が示唆されたそうです。
参照:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6191980/(英語)
この論文では、増加したホルモンを「アルドステロン」と表記していますが、アルドステロンとは男性ホルモンの総称であり、テストステロンはアルドステロンの一部ですから、ほぼ同じ意味と考えて良いでしょう。
フェヌグリークサプリで精力アップ
フェヌグリークのエキスをサプリメント原料として規格化したものが、メイプロ社の「テストフェン」です。フェヌグリークサプリを探す時は、テストフェンで検索したほうが早いかも知れません。そのテストフェンを摂取することで、以下のような結果が示されています。
- 遊離テストステロン値の上昇
- タンパク質同化作用
- 筋肉量の増加
- 性的パフォーマンスアップ
6週間のテストフェン摂取で、性行為の回数が2.5倍に増加。生涯現役を目指す男性には、見逃せない効果ですね。
なおテストフェンの推奨摂取量は1日450mgから600mgとされているため、サプリを選ぶ際には1日分の目安配合量として参考にしておきましょう。
フェヌグリークの安全性は「制限なしで信頼できる」
2019年に学術情報サイト「Heliyon」で発表された論文では、フェヌグリークサプリの安全性が調査され、結果としてフェヌグリークは「長期にわたる安全性の広いマージンを示唆しました」とされています。
参照:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6482331/(英語)
元々インドや中近東では歴史の古い食品ですので、その抽出物を利用したサプリメントも、大きな副作用や毒性の心配なく使用できそうですね。
フェヌグリークサプリはiHerbが安い
中年以降の男性のパワーアップにもおすすめな、フェヌグリークのサプリメントを紹介します。
日本で買えるフェヌグリークサプリはほとんどが4,000円以上しますが、
ナウフーズのフェヌグリーク500mgはなんと6.11ドル
送料を含めて1000円以下で、しかも100粒入りとなったら国産サプリは太刀打ちできませんね。
この辺はサプリメント大国の強さを感じます。
最近はiHerbも3日以内で届くようになったため、利便性はAmazonとほぼ変わりませんね。
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精力アップを目指すならエビデンスのあるサプリを選ぼう
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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