DHCの「5-ALA」サプリメントを購入したので紹介します。
身体の活力を高め、免疫力にも影響があると言われるアミノ酸「5-ALA」。国産サプリとしてはSBIのアラプラスと比較しても明らかに優位性があり、飲みやすいため人気が出そう。
激務で生理痛のひどい奥さんの為に買いましたが、同じく購入を検討している方に参考となるエビデンスなどをまとめました。
・認定ダイエットインストラクター
・医薬品登録販売者
・健康管理士一般指導員
健康一筋発信10年。ダイエットや筋トレに役立つサプリメントの他、健康情報も収集し続けてアップデート中。自分と家族と日本国民の健康と幸福(ウェルネス)を追求するのが仕事であり趣味です。
DHCより満を持して「5-ALA」サプリが発売
最近話題の「5-ALA」を摂れる国産サプリメントが、DHCから11月10日に発売されました。
家の近くにDHC直営ショップがあることもあり、何かとお世話になっていたDHCからALAのサプリが出たのは僥倖!すぐに買いに行ってきましたよ。
DHCの「5-ALA」は30日分で4,800円
サプリにしては中々良いお値段ですが、後述するように競合の「アラプラス」よりも圧倒的に安すぎて、正直アラプラスが気の毒になるレベルです。
楽天のDHC公式ショップでも10日から購入できます。
DHCオンラインショップのみ4%OFF
DHCの商品はほとんどが楽天のDHC公式ショップでも同じように購入できますが、この5-ALAはDHCオンラインショップでのみ4%OFFのキャンペーン中です。
また2個セットなら9,600円⇒7,800円
単品価格なら楽天ポイントと変わらないような値引きですが、2個セットで買うと大幅な値引きに。
サプリは2~3ヶ月続けて初めて効果が出てくるので、先にまとめ買いしておきたいならDHCオンラインショップで買ったほうがお得です。
【注意】「ALA」と「αリポ酸」は別のものです
現在Googleで「ALA」と検索すると、iHerbの「αリポ酸」サプリメントがトップに表示されます。
これで「iHerbの方が安いじゃん」と思ってはダメ。
確かにαリポ酸も「Alpha-Lipoic-Acid」ですからALAと略せなくもないですが、5-ALAは「5-AminoLevulinic Acid」であり全く別のものです。
5-ALAとは?簡単に
そもそも「5-ALA」とは何なのか?
最近色々なところで話題になっていますが、それだけ働きが多いという事でもあります。
人間にも動物にも植物にも、ほぼ全ての細胞に必要な物質として存在しているALA。
その働きを簡単に言うと、こういう事です。
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身体のエネルギーを作る器官をサポートするアミノ酸
人間が生きるために必要なエネルギーは、細胞内のミトコンドリアという器官で作られています。
ALAはこのミトコンドリアを活性化させるのに不可欠で、年齢とともに減少するALAを補給する事でミトコンドリアを再び活性化させ、エネルギー量を増やせると考えられているのです。
また動物のミトコンドリアだけでなく、植物が光合成でエネルギーを生み出す器官である葉緑体(クロロフィル)もALAを利用していて、植物にALAを与えることで成長が早くなったり厳しい環境に強くなる事がわかっています。
エネルギーとは人間の生命の源ですから、人体のあらゆる機能に関わっているといえます。
日々の生活はもちろんですが、免疫力にもエネルギーは必要だし、細胞の生まれ変わりだってエネルギーがなければ進みません。
まとめると、ALAサプリが向いているのはこんな方です
- 太りやすくなった
- 最近疲れやすい
- お肌の元気がほしい
- 病気になりやすくなった
- 感染症にかかりたくない
【広島大学】5-ALAには疲労感を軽減する効果がある
日常的に身体的疲労を感じている男女70人(20~64歳)を2群に分けて、35人については一日当たり5-ALAP 30mgを含む錠剤を、残りの35人はこの物質を含まない錠剤(プラセボ群として)を8週間、毎日、経口摂取してもらいました。そして、4週ごとに、「全体的な疲労感」、「仕事による疲労感」、「仕事の捗り具合」及び「朝起きた時の疲労感」の4項目について、及び、その時の気分をスコア化しました。
その結果、プラセボ群と比較すると、5-ALAP摂取群では、「全体的な疲労感」、「仕事による疲労感」及び「怒り-敵意」の項目で、有意減化が認められました。すなわち、5-ALAPの経口摂取は日常的に感ずる身体の疲労感とネガティブな気分の両者を改善することが判明しました。
引用:広島大学
広島大学の研究により、ALAに疲労軽減効果があるエビデンスが示されました。
疲れにくいということは、まさに身体のエネルギーが十分であり、そしてエネルギーは食べ物から作られる訳ですから、食べ物がエネルギーとして燃焼しやすいということ。
つまり余計な体脂肪を溜め込まずに、ダイエットにも良いと考えられますね。
【長崎大学】5-ALAがコロナウイルス感染を抑制
私達は、本研究において、5-ALAがCOVID-19の原因ウイルスであるSARS-CoV-2の感染を培養細胞において強力に抑制することを示しました。この抗ウイルス効果は、明らかな細胞毒性無しに、ヒト細胞と非ヒト細胞の両方で認められました。そのため、5-ALAはCOVID-19に対する抗ウイルス薬の候補としてさらなる研究を進める価値があると考えられます。【本研究のトピックス】
・5-ALAは、培養細胞においてSARS-CoV-2の感染を抑制しました。
・5-ALAの抗ウイルス効果は、非ヒト細胞よりもヒト細胞に対してより顕著でした。
・5-ALAは、細胞毒性もなく濃度依存的に抗ウイルス効果を示しました。
引用:長崎大学
5-ALAが大きく注目されるようになった理由は、やはりコレです。
依然として世界で猛威を振るう新型コロナウイルスに対して、5-ALAが感染抑制効果を示したという事。
5-ALAは日本酒やワインでよく摂れるため、このニュースの後日本酒が売り切れになったそうですw
お酒は百薬の長ですが、しかしアルコールには様々なデメリットもあるため、お酒以外で効率的にALAを摂るには実質サプリしかありません。
この点で、大手のDHCが5-ALAサプリを発売したのは個人的にも朗報でした。
長崎大学の発表については、以下の記事でも詳しく解説しています。
DHCの5-ALAサプリを買ってみた
さて発売の11月10日に、近所のDHC直営ショップに行って「5-ALA」を買ってみました。
パッケージはDHCのサプリシリーズに似ていますが、少しつや消しのマットな質感で、明らかにパッケージの高級感が違います。
まだ飲みはじめたばかりなので、すぐに何かの効果を感じることはありませんが、飲みやすさなどをレビューしていきます。
カプセルは無味無臭・小さくて飲みやすい
一般的なゼラチンカプセルで、目安は1日1粒
サプリメントとしては小さめのカプセルで、とても飲みやすいと思います。
カプセルなので、無味無臭です。
飲みにくさを感じることは、まず無いでしょう。
5-ALAは飲むタイミングを選ばない
5-ALAサプリメントは、飲むタイミングはいつでも大丈夫です。
そもそも即効性を期待するものでは無いですし、ビタミンCのように水溶性でも無いので、食事の前後や寝る前、起床時などいつでも効果は変わらないでしょう。
いちばん大事なのは、毎日忘れずに飲み続けることです。
5-ALA以外にも欠乏しやすい栄養素がプラス
- ビタミンD:8.5μg(340IU)
- 鉄:3mg
- 亜鉛:1mg
- コエンザイムQ10:30mg
DHCの5-ALAの特徴は、5-ALA以外にも欠乏しやすい栄養素を配合している事です。
他社のALAサプリはほとんどがALA単体のため、この点はアドバンテージですね。
そしてこの成分ラインナップを見ると、どれも「コロナウイルス対策に有効」と何度かニュースになったものばかり。
もちろん広告で大々的に謳ってはいませんが、完全に狙ってきてますね(笑)
ビタミンD:8.5μg(340IU)
ビタミンDは太陽を浴びると皮膚で生成されるビタミンで、免疫力の調整に非常に大きく関わっています。
元々は骨を強くするビタミンと言われてきましたが、調べれば調べるほど様々な働きが判明しており、数あるビタミンの中でもトップクラスに重要と言われています。
日光を浴びる量が少ない人は欠乏しやすく、ビタミンDが不足している人はコロナで重症化しやすいという研究結果もありました。
ちなみにビタミンDは「IU(国際単位)」という単位が使われ、1IU=40マイクログラムです。
厚労省が定める1日の推奨摂取量は成人で600IUであるため、この5-ALAサプリだけで半分以上を摂取できます。
鉄:3mg
鉄は血液で酸素を運ぶ赤血球をつくる材料ですから、疲れやすさと非常に密接に関連します。
特に毎月生理で大量の血液を失う女性は、ほぼ全員が貧血予備軍と言っても良い状態。
食事だけで必要量を賄うのは難しいため、月経のある女性は鉄サプリが必要だと思います。
月経のある女性の1日の推奨摂取量は18mgで、5-ALAの配合量はそこまで多くないですが、少しは足しになるでしょう。
亜鉛:1mg
亜鉛は体内で100以上の酵素に関わっており、男性ホルモンや味覚に不可欠です。
新型コロナでは「味覚がなくなる」という症状が多いですが、味覚を司る味蕾に亜鉛を満たしておくことで、このような症状を予防・改善できる可能性も示唆されていますね。
亜鉛は精子の材料ともなり、射精によって大量に失われるため男性は慢性的に亜鉛不足となっています。
1日の推奨摂取量は10mgですから、5-ALAでも少し補給できますね。
コエンザイムQ10:30mg
コエンザイムQ10は、ALAと同じようにミトコンドリアの活性を高める物質です。
以前から疲れやすいときに摂るサプリとして有名でしたが、5-ALAとの組み合わせでさらなる働きが期待できるかも。
基本的に体内で合成できるので推奨摂取量は定められていませんが、年齢を重ねると合成能力が落ちるため、サプリでの補給が有効と考えられています。
DHCの5-ALAとSBIのアラプラスを比較したら気の毒になった
5-ALAについての研究は、世界的にもSBIファーマがリードしており、そのSBIが発売しているALAサプリが「アラプラス」です。
元々は広島大学とコスモ石油が共同でALAの研究をはじめ、世界で初めて遺伝子組み換えに頼らず自然発酵によって5-ALAの大量生産に成功したのもこの研究所です。
その後SBIが事業を買収して多額の投資を行い、さらなる発展が期待されている訳ですね。
このSBIのアラプラスと、DHCの「5-ALA」を比較してみました。
DHC 5-ALA | SBI アラプラス糖ダウン | |
単品価格 | 4,800円 | 5,292円 |
2ヶ月分価格 | 7,800円 | 8,467円 |
ALA配合量 | 50mg | 15mg |
1日分目安 | 1粒 | 1粒 |
1日あたりの価格 | 160円 | 176.4円 |
ALA以外の成分 | ビタミンD 鉄 亜鉛 コエンザイムQ10 |
鉄 |
購入HP | DHCオンラインショップ | SBIオンラインショップ |
配合量・価格ともにDHCが圧倒的
ご覧のように、ALAの配合量はDHCの方が3倍以上あり、それでいて価格も安いので圧倒的です。
DHCのサプリもSBI製のALAを原料として使っていると思いますが、それでこんなに差をつけられたら、ちょっとSBIが気の毒でもありますね。
これも業界全体の進化の証と考えれば良いのかな。
というわけで、今買うのならDHC一択です。
SBIさん、もうちょっと頑張って!
5-ALAで元気をチャージしていこう
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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