お米の品種別アミロース含有率を調べて一覧にまとめました。
ダイエットや糖尿病予防、アトピー治療などの観点から高アミロース米が注目されており、スーパーに並ぶ米の品種の中でも、アミロースの多い米を求める人が増えています。
スーパーでよく並ぶ有名品種について、アミロースの含有量を見ていきましょう!
・認定ダイエットインストラクター
・医薬品登録販売者
・健康管理士一般指導員
健康一筋発信10年。ダイエットや筋トレに役立つサプリメントの他、健康情報も収集し続けてアップデート中。自分と家族と日本国民の健康と幸福(ウェルネス)を追求するのが仕事であり趣味です。
【目次】
米の品種別アミロース含有率を調べる
米のアミロース含有率がGI値や腸内環境に影響すると知って以来、私はいつも買う米でもアミロース含有率の高い品種を選びたいと思うようになり、各品種のアミロース含有率を調べては比較してきました。
「米 アミロース含有率 一覧」などでGoogle検索しても、各品種ごとの比較一覧などが全くヒットせず、ほしい情報にたどり着かないモヤモヤを抱えていたため、ならば自分で調べてまとめるしかないと考えた結果が、今回の記事です。
そして詳しく調べていく過程で、アミロース含有率の一覧などが簡単に作れない事もわかりました。
アミロース含有率は環境によって変わるので安定しない
- アミロース含有率は生育環境(主に温度)によって変化する
- 品種ごとのアミロース含有率は前後2~3%以内で変動する
今回お米のアミロース含有率について調べた結果、上記2つのことがわかりました。
同じコシヒカリであっても、生育期の気温などによってアミロース含有量は変化し、生育期の気温が低いほどアミロース含有率は高くなるそうです。
このため北海道の米はアミロース含有率の高い品種が多く、低アミロースのコシヒカリなどの栽培に苦労したとか。
このような変動性があるため、アミロース含有率は「コシヒカリ=17%」のように一つの数値で表すことが難しく、簡単には比較できないのが現状のようです。
4つの分類でアミロース含有率を比較
生育環境によって変動するとはいえ、その変動幅は2~3%程度のようです。
やはり品種ごとに「低アミロース米」「高アミロース米」の区分は確実に存在しており、その範囲で多少変動するだけの話。
どんなに気温が低くても、コシヒカリが25%超えの高アミロース米になる事はありません。
なので「高アミロース米(25%以上)」「やや高アミロース米(20~24%)」「やや低アミロース米(17~19%)」「低アミロース米(16%以下)」の4つの分類で、主要なお米の品種を比較してみました!
米の品種別アミロース含有率一覧
分類 | アミロース含有率 | 品種名 |
高アミロース米 | 25%以上 | さち未来、ホシユタカ、越のかおり、夢十色、ホシニシキ、ゆきひかり、あきたぱらり |
やや高アミロース米 | 20~24% | ササニシキ、あさひ、ふっくりんこ、ほしのゆめ、ななつぼし、きらら397、つぶぞろい |
やや低アミロース米 | 17~19% | コシヒカリ、あきたこまち、つや姫、ひとめぼれ |
低アミロース米 | 16%以下 | ミルキークイーン、彩、ゆめぴりか、おぼろづき、淡雪こまち |
【参考資料】
http://www.ak.zennoh.or.jp/pdf/akitamai2018-P3.pdf
https://www.naro.go.jp/laboratory/tarc/contents/lamy/index.html
https://www.maff.go.jp/j/heya/kodomo_sodan/kome_hinsyu.html
https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=3084
「ササニシキは血糖値が上がりにくいからダイエットや糖尿病予防に良い」と聞いたことはありませんか?
お米に含まれるデンプン「アミロース」と「アミロペクチン」の量により、味や身体への影響が変わってきます。
お米を選ぶ時の参考にしてください。https://t.co/4DN5XATbcw pic.twitter.com/LyVytsunrV— 村上哲也@健康=食×筋トレ×メンタル (@diet_safari) December 10, 2021
高アミロース米に分類されているお米は、どちらかというと製菓用などで使われ、そのまま食べるには適しません。
普通に炊飯して食べるなら、ササニシキあたりのやや高アミロース米がベストですね!
高アミロース米の特徴
アミロースは人間の消化器では消化しにくいデンプンであるため、食物繊維に近い働きをします。
このアミロースが多いほど、食物繊維が多くダイエットや健康効果が高いということ
メリット
- 血糖値が急上昇しにくく太りにくい
- 食物繊維として腸内環境を改善する
- アレルギー物質になりにくく身体に優しい
- 味が染みやすいのでパエリアやピラフ向き
デメリット
- 食感はモチモチ感に欠ける
- 冷めると固くなりやすい
- 栽培難易度が高く価格が上がりがち
低アミロース米の特徴
ボソボソ食感の原因となるアミロース含有量を減らすことで、モチモチとした食感を生み出しているのが低アミロース米。
炊きたてご飯はまさにツヤツヤで、近年の人気品種となっています。
メリット
- モチモチして甘みがある
- 冷めても柔らかく美味しさを保つ
- 栽培難易度が低く流通量も多い
- 米だけで食べるのに向く
デメリット
- 血糖値が急上昇しやすく太りやすい
- 人によってはアレルギー物質となる
お米の品種にこだわらず低GIで美味しく食べる方法
お米の品種ごとのアミロース含有量について紹介してきました。
ダイエットやアトピー、便通改善などの目的で高アミロース米をお探しであるのなら、品種による違いも多少は影響してきます。
しかし実際には冒頭で書いたように栽培状況によってアミロース含有量は変わってきますし、品種ごとの違いもほんの数%のものです
もち麦、押し麦、玄米、雑穀米、発芽米など混ぜるものは何でも良いのですが、中でも発芽米は非常におすすめです。
何と言っても白米の味をそこまで変えないので、全く無理なく美味しく食べられますよ。
発芽米とは玄米を少し寝かせて軽く発芽させた米で、発芽させる事によって外皮が柔らかくなり、玄米特有のボソボソ感が軽減されています。
加えて食物繊維や各種栄養はた~~っぷりですから、体調の違いもすぐに実感できるのです。
発芽米といえばファンケルです。
実は化粧品より発芽米の方が本業じゃないかと思うほど強いです。ぜひお試しあれ
米はアミロース含有率で選んでみよう
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