こんにちは。
日本ニュートリション協会公認サプリメントアドバイザーのサファリ(@diet_safari)です。
オメガ3脂肪酸として有名な「DHA」や「EPA」は、うつなどの精神疾患にも効果があるという研究結果が示されました。
DHA・EPAはもともと全身の細胞の材料になるような必須脂肪酸であり、特にDHAは脳細胞の発達にも不可欠であることから、精神面・メンタルヘルスへの効果も期待されていました。
今回、英国、オーストラリア、カナダ、ベルギー、イタリア、ブラジルの国際研究班がまとめたレビュー論文で、そのエビデンスが示されていますので、ご紹介します。
・葉酸にも同様の効果が見られた
・統合失調症には効果なし、ADHDやアスペルガーなどには効果がある可能性。
うつ病と診断されていなくても、ネガティブ思考に陥りやすい、不安に苛まれやすいなどの悩みを抱えている人は多くいます。
これは「私はそういう性格だから」と諦めている人が多いですが、実は脳の栄養不足である可能性も大いにあります。
今までお魚を食べる機会が少なかった人は、この機会にDHA・EPAを取ってみてはどうでしょう。
DHA・EPAサプリなら大正製薬
【目次】
うつの改善にDHA・EPAが効果を示す
重度のうつと診断された患者に、DHA・EPAなどの多価不飽和脂肪酸(オメガ3)のサプリメントを摂取させて、効果を示したという実験レビューが公表されました。
近年、精神障害の患者の摂取するサプリメントの調査が行われるようになっており、複数のメタ解析も実施されていることから、そうした試験のエビデンスの統合としてメタレビューの実施が望まれていた。
そこで、我々は重度の精神障害におけるサプリメントの有効性と安全性に関するランダム化比較試験(RCT)について実施されたメタ解析の先行研究を特定抽出し、統合のうえ、評価するメタレビューを実施した。
体系的な検索により、プラセボ対照RCTを対象とした33報のメタ分析が特定され、10,951人の結果データについて、レビューを実施した。その結果、うつ病の補助療法としての多価不飽和脂肪酸(PUFA:特にエイコサペンタエン酸)について、最も強力なエビデンスが確認された。
重度のうつ病と診断された患者に対して、エイコサペンタエン酸(EPA)が特に強力な効果を示したそうです。
ただ、オメガ3のうち脳に作用するのはDHAのはずなので、なぜEPAの方が効果が高かったのかは個人的に謎です。
それでも、オメガ3脂肪酸がうつやネガティブ思考など精神面の健康改善にも効果的であるエビデンスが得られたのは頼もしいですね。
同じ多価不飽和脂肪酸であっても、DHAの方は脳の関所とも言える「脳関門」を通過することが出来、脳細胞の材料として不可欠な役割をします。
このため、DHAは「頭が良くなる栄養素」とも言われますね。
EPAの方は脳関門を通過できないため、脳以外の全身の細胞で働き、特に血管の健康を保って動脈硬化を予防する効果などが知られています。
どちらも必須脂肪酸であり、過剰摂取による副作用リスクも無いためサプリメントでの摂取が推奨されています。
DHA・EPAサプリでうつ退治・メンタルヘルスも保とう
DHAやEPAがうつなどのメンタルヘルスに対しても有効であることが、科学的にもわかってきています。
DHA・EPAはサバ、マグロ、イワシ、カジキなどの魚類に豊富に含まれており、魚由来の良質な油を摂ることが有効。
ただ、日本人の魚消費量は確実に減ってきており、妊娠中、授乳中の魚類摂取の減少が、近年の発達障害児の増加に関連しているとの指摘もあります。
一方、カジキ、マグロなどの大型魚は、海洋に流出した水銀などの有害物質が生物濃縮されて高濃度で汚染されている場合があり、妊娠中、授乳中の常食には注意が必要です。
この点は、以下の記事でも詳しく書きました。
DHA・EPAのために魚はたくさん食べたいけど、生物濃縮による水銀が不安という声の高まりにより、近年ではDHAEPAはサプリメントでの摂取が主流になってきています。
サプリメント大国のアメリカでは、DHAEPAサプリの売上はマルチビタミンに次いで2番目になるほどポピュラーです。
日本では、大正製薬のDHA・EPAサプリが配合量が多くコスパも良いのでオススメです。
うつ病と診断されたわけでなくても、ネガティブ思考、不安症、不眠、お子さんの発達など悩みがある方は、栄養面からアプローチする事も考えてみてください。
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