スムージーは毎日飲まないほうがいい理由について解説します。
美容と健康に意識の高い人にはスムージー大人気ですが、デメリットもしっかり理解しておきましょう。野菜や果物の栄養素を無駄なく摂れるメリットに対し、身体を冷やしたり消化機能が鍛えられないデメリットも無視できません。
スムージーは無駄なく野菜が取れて便利!
スムージーは、野菜や果物をミキサーにいれ、水や牛乳などの液体を加えてペースト状にした飲み物です。
野菜や果物を毎日必要な量食べるのは、意識していても結構大変。スムージーにすることで「かさ」が減るため、同じ量の野菜でも楽に摂取できるのがメリットですね。野菜に含まれるビタミン、ミネラル、ファイトケミカルをたっぷりと摂取出来ます。
《今日は何たべよ?》
?朝の元気スムージー?????
生の野菜や果物をミキサーに入れてボタンをポン!
1日に必要なビタミンCが摂取できる!
黄のベジスムージーの出来上がり★【材料】キウイ1個、バナナ1本、すりおろしし生姜小さじ1、水100cc
Point:キウイ1個で1日に必要なビタミンCを摂取??? pic.twitter.com/ZQ6UfdlsW1
— 子育て食育研究家ひろこ (@nipponhaha4649) May 9, 2020
食物繊維が無駄なく摂れる
野菜や果物からビタミンなどの栄養を摂るのなら、野菜ジュースでも良いはず。しかし野菜ジュースとスムージーの決定的な違いは、食物繊維の量です。野菜ジュースはジューサーによって野菜の水分だけを絞り出すため、繊維の塊である絞りカスは捨ててしまいます。
それに対してスムージーは、野菜も果物も丸ごとミキサーにかけて摂取するため、食物繊維も一切無駄にせずに摂れるんです。加えて市販の野菜ジュースの場合は加熱殺菌が義務付けられているので、ビタミンや酵素が熱で壊れてしまいます。
新鮮な野菜を自分でミキサーにかけるスムージーなら、ビタミンや酵素が熱で壊れる心配もなく、野菜や果物の栄養素を余るところ無く摂取できる非常に便利な食べ方なんです。
スムージーは毎日飲まないほうがいい理由【デメリット】
スムージーは野菜や果物の栄養素を全く無駄なく摂取できる、非常に便利な飲み物です。しかしそれでも、スムージーを毎日飲むのは要注意。デメリットも多いので、毎日スムージーは考え直したほうが良いでしょう。
- 果糖が多くなりがち
- 腸のぜん動運動が弱まる
- 身体を冷やしやすい
果糖が多くなりがち
野菜にも果物にも、糖質の一種である「果糖」が多く含まれています。糖質といえば人間のエネルギー源となる「ブドウ糖」が有名ですが、自然界の糖質のうちブドウ糖の次に多いのが果糖です。
この果糖は、人間の体内で最も脂肪に変換されやすい糖質です。飲んだ後にしっかり消費できれば良いですが、消費しきれなかった果糖はすぐに体脂肪に変換されて蓄積してしまうんです。
2013年にハーバード公衆衛生大学院で、1984年から2008年の間に計18万7382人の参加者から収集したデータを元に調査した研究があります。
果物そのもの、特にブルーベリー、ブドウ、リンゴなどを、毎週少なくとも2サービング(※)食べている人は、1カ月に1サービングしか食べない人と比べて、23%も2型糖尿病のリスクが減少。逆にフルーツジュースを、毎日1杯以上飲む人は、2型糖尿病のリスクが21%も増加しました。さらに週に3杯のジュースを果物に交換すると、糖尿病のリスクが7%減少することが分かりました。
引用:日経gooday
スムージーは大量の果物を一度に取れてしまうため、果糖の摂取量が増えて糖尿病のリスクが逆に上がる可能性があります。毎日たくさん飲むのは、ちょっと気を付けたいですね。
腸のぜん動運動が弱まる
固いものを噛まず、柔らかいものばかり食べていると顎の筋力が弱まってしまう事はよく知られています。実は腸でも同じことが起こっていて、スムージーのような流動食が増えると腸のぜん動運動が弱まると言われています。
食べたものは胃の中でドロドロに消化され、ペースト状になって腸の中を進んでいきます。人間の小腸は6~7m、大腸は1.5mほどありますが、この管のなかを食べ物が進んでいくためには、腸の周りの筋肉が活発に働かなくてはいけません。
最初からドロドロになっているスムージーは、腸の中をスムーズに進むことが出来ますが、それによって腸の筋肉が鍛えられずに弱くなってしまうこともあるのです。
グリーンスムージーのような流動食だと、ぜん動運動をあまり必要としません。そのため、グリーンスムージーばかりを摂っていると、ぜん動運動をするための筋力が衰えてしまい、栄養を吸収する力が弱まってしまうのです
引用:Amebaニュース
朝スムージー始めたら便秘になった(単純)
— もっこり (@moccori3) October 28, 2014
身体を冷やしやすい
冷えは万病の元です。身体を冷やさないことは、健康の第一歩。その点スムージーは、身体を冷やしやすい飲み物であるため、注意が必要です。
スムージーが身体を冷やしやすい理由は、単に冷やして飲むからだけではありません。スムージーのような流動食は消化にほとんどエネルギーを使わないため、食べるという行為によって発生する熱が少ないのです。
普段の食事をスムーズに置き換えてダイエットするような場合は、特に注意が必要です。
スムージーを飲む時の注意点
スムージーはあまり沢山飲み続けると、デメリットの方が多くなってきます。しかしそれでも、野菜や果物のビタミン・ミネラル・酵素をたっぷり摂れるメリットは魅力的、スムージーを飲む際の注意点を理解して、賢いスムージーライフを目指しましょう!
- 置き換えは週に3~4日までにする
- 特に夜はホットスムージーで
- タンパク質を意識して加えよう
置き換えは週に3~4日までにする
ダイエットやデトックスのために、普通の食事をスムージーに置き換えるのは、多くても週に3~4日程度にしましょう。食事は単に栄養を摂るだけでなく、咀嚼によって唾液を増やしたり、ホルモンバランスを整えたりする効果もあります。
普通の食事を流動食に置き換えるのは、やり過ぎると腸のぜん動運動や満腹中枢が衰えるデメリットの方が多いため、週に3~4日程度で十分です。
特に夜はホットスムージーで
身体を冷やさないために、ホットスムージーをおすすめします。特に夜にスムージーを飲む場合は、絶対にアイスではなくホットにしましょう。朝ならば日中の活動によって十分体温が上がりますが、夜寝る前に身体を冷やすのは、健康面でも美容面でも大きなマイナスになります。
ホットスムージーの作り方は簡単で、ミキサーにかけたスムージーを電子レンジで1分くらい温めるだけ。温度設定出来る場合は60℃くらいがオススメです。70℃以上になると、野菜に含まれる酵素が不活性化するため注意してくださいね。
タンパク質を意識して加えよう
野菜や果物だけのスムージーでは、タンパク質が不足します。タンパク質は人間の身体の材料になり、健康面も美容面でも最も大事な栄養素です。
スムージーを作る際には、水ではなく牛乳や豆乳を使ったり、野菜の中に煮た大豆やえんどう豆を混ぜるなど、タンパク質を摂る工夫をしましょう。いっそのことプロテインを入れてしまうのもおすすめですよ!
やっぱり一日一回はのまないとおちつかない泥スムージープロテイン。カロリー増やそうと豆乳と豆乳ヨーグルトでやったらセメントみたいになっちゃってスプンでのんでる。#筋トレ女子#筋トレ#ダイエット pic.twitter.com/9TlAnDIJqY
— yuki ダイエッター (@yuki8048) May 15, 2020
スムージーは毎日ではなく適度に飲んでバランスを保とう!
- スムージーは野菜や果物の栄養を無駄なく摂れる
- スムージーばかりだと消化機能などが衰えるので注意
- 置き換えスムージーは毎日ではなく週3~4日にする
スムージーのメリットとデメリットをまとめ、毎日飲まないほうがいい理由について解説してきました。野菜ジュースとは違い、食物繊維や酵素も全く無駄なく摂れるスムージーは非常に便利ですが、流動食ばかりだと消化機能が衰えてしまいます。
スムージーは糖質も多くなりがちなため、ダイエットだからと言ってスムージーばかり飲んでいるのも良くありません。身体を冷やさない工夫、タンパク質を摂る工夫も合わせて、賢いスムージーライフを目指しましょうね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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