ダイエットやデトックスのために断食を行うと、断食後に栄養の吸収率が上がっている事に注意してください。吸収率が上がっているところに、断食の反動で暴食なんてすると、痩せるどころか身体を壊す場合もあります。
- 断食ダイエットを成功させたい
- 断食で胃腸を休めたい
- 体に良い習慣を身に付けたい
こんな方の為に、「断食後に吸収率が上がる理由とその対策」として、健康的に断食を行う方法や絶対に断食をしてはいけない人、断食後の回復食などを分かりやすく解説します。
- 断食後によってインスリン抵抗性が下がる
- 断食⇒暴食の繰り返しは厳禁
- 重要なのは断食後の回復食
【目次】
断食後に栄養の吸収率が上がる理由
24時間以上の断食をした後は、栄養の吸収率が上がる傾向にあります。
この理由について理解するためには「インスリン抵抗性」というキーワードを覚えておいてください。
血液を流れる糖質は、インスリンの導きで細胞に取り込まれていきます。しかし、長年の過食や血糖値の乱高下を繰り返していると、細胞に「インスリン抵抗性」という特性が生まれてしまい、インスリンが効かなくなってきます。これによって血中の糖質を細胞に取り込めず、血糖値が下がらなくなるのが「糖尿病」です。
断食によってインスリン抵抗性が下がる
一旦インスリン抵抗性が上がってしまうと、血液中の糖質を細胞に取り込めず、エネルギーとして消費しづらくなります。すると血液中をただよう糖質は行き場を失い、体脂肪として変換されてしまうのです。こうなると太りやすく痩せにくい体質になってしまうという訳ですね(T_T)
参照:2型糖尿病治療に間欠的な絶食が有用か
断食⇒過食を繰り返すとヤバい
断食によって栄養の吸収率が上がるのは、インスリン抵抗性が下がるから。
このため、断食後に反動で暴食すると太りやすくなります。
- 断食でインスリン抵抗性が低下
- 全身の細胞が栄養を欲している
- 暴食で糖質+脂質を目一杯吸収
- 体脂肪も蓄積される
さらに危険なのは断食⇒暴食によって血糖値の乱高下が起こること。
- 断食で血糖値が下がる
- 暴食で血糖値が上がる
- 血糖値を下げるためにインスリン大忙し
これを繰り返すとインスリン抵抗性が上昇します。
つまり、肥満や糖尿病のリスクが上がるということです。
既に糖尿病の人は要注意
インスリン抵抗性が高まってしまっている糖尿病には、16~24時間程度の断食療法でインスリン抵抗性を下げる方法もあります。
この断食療法は一定の効果もありますが、逆に悪化させる場合もあります。試しに、Googleで「断食 糖尿病」と検索してみると、
- 断食は糖尿病治療に有効
- 断食は糖尿病を悪化させる
正反対の事を行っている記事が並んでいます。つまり、症状や条件によってケースバイケースということ。
断食後の回復食は野菜スープか温スムージーがおすすめ
断食後はインスリン抵抗性が下がり、栄養の吸収率が上がります。これはプチ断食であっても同じ。断食では食事を我慢すること以上に、断食後の「回復食」がリバウンドしない為に重要です。
断食が終わったからってすぐに通常の食事をすると吸収率が激上がりしているので太りやすくなります。断食後には、糖質や控えめで吸収が緩やかな「野菜スープ」や「温スムージー」などがオススメ。
1食分の野菜がカップに入って届くから、手間を掛けずに沢山の野菜を簡単に摂れます。もちろん温めて温スムージーにすれば断食後の弱った胃腸にも優しいです!
まとめ:長期の断食は吸収率が上がる⇒プチがおすすめ
- 断食するとインスリン抵抗性が下がって吸収率が上がる
- 断食⇒暴食を繰り返すとかなりヤバい
- 断食後の回復食は野菜スープで
1日以上の断食は、身体を絶食状態になることで栄養の吸収率が上がります。
消化器を休めてデトックス、カロリーを控えてダイエットする効果は確かにありますが、断食後の回復食には注意が必要。トロトロに煮込んだ野菜スープで、徐々に身体を慣らすことは忘れないでくださいね。
おすすめは沢山の野菜が摂れるスムージー
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なお、断食によって吸収率が上がる他にも、長期間のダイエットによって「代謝が下がる」という事も見逃せません代謝が下がる省エネモードについては、関連記事をご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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