健康の基礎は正しい食事と運動ですが、時として医薬品も強力なサポーターとなります。
今最も注目されている薬であろう「モルヌピラビル」が、早くもジェネリックを個人輸入可能になっていたので紹介します。
その経緯や安全性などについても調べてみましたので、参考になれば幸いです。

・認定ダイエットインストラクター
・医薬品登録販売者
・健康管理士一般指導員
・公認サプリメントアドバイザー
健康一筋発信10年。ダイエットや筋トレに役立つサプリメントの他、健康情報も収集し続けてアップデート中。自分と家族と日本国民の健康と幸福(ウェルネス)を追求するのが仕事であり趣味です。
【目次】
モルヌピラビルのジェネリックが早くもインドで販売
新型コロナウイルスの軽症者用治療薬として承認された「モルヌピラビル」が、早くもジェネリックが開発されてインドなどで販売されています。
モルヌピラビルは米メルク社(日本ではMSD製薬)が開発した医薬品で、ジェネリックは医薬品の特許が切れた後に別会社が開発するものですから、なぜこのタイミングでジェネリックが?と疑問でした。
調べてみると、メルクはこの緊急事態を鑑み、国連などと合意して特許などを公開しているようです。
メルクが27社とジェネリック開発合意した結果
[ブリュッセル 20日 ロイター] – 米製薬大手メルクの新型コロナウイルス経口治療薬「モルヌピラビル」を巡り、国連が支援する「医薬品特許プール(MPP)」と後発薬(ジェネリック)メーカー27社が、低価格版を製造することで合意した。低・中所得国向けに、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)対策の有力手段とされる同薬へのアクセスを拡大する。
引用:ロイター
新薬開発と同時に、その特許を公開して別の会社にも製造を許可するのはかなり異例のことです。世界を騒がせているウイルスですから、こんな事もあるんですね。これによってインドなどの製薬会社がモルヌピラビルのジェネリックを大量生産し、日本からでも個人輸入できるようになりました。
メデマートで個人輸入可能
イベルメクチンを購入した際もお世話になった、メデマートからのメールでモルヌピラビルの入荷を知りました。
入荷したのはサンファーマ製の「モルキシビル」です。
メルクの公式HPに載っているリリースでも、初期段階でジェネリック合意した5社の中にサンファーマは入っています。
偽物ではなく、きっちり合意の上で製造された公式ジェネリックとみて良いでしょう。
契約は、Cipla Limited、Dr。Reddys Laboratories Limited、Emcure Pharmaceuticals Limited、Hetero Labs Limited、Sun Pharmaceutical Industries Limitedとの間で締結されました。および主要なLMIC調達業者。契約に基づき、メルクはこれらのメーカーにモルヌピラビルをインドと100を超えるLMICに供給するライセンスを提供します。
引用:Merck
■発症から5日以内の服用
■軽症~中等症(重症化リスクがある方)が対象
■入院・死亡の割合→約30%低下
■安全性→大きな懸念確認はされず。妊婦への使用は推奨せず。
モルヌピラビルは日本でも認可されていますが、相変わらず供給は不安定なので自分が罹患した際にスムーズに処方してもらえるとは限りません。
現在の情勢では診療も受けられず自宅待機にされる可能性もあるので、軽症者用の治療薬でもあれば心理的に安心感はあるでしょうね。
※インドからの購入になるので、注文してから日本に配送されるまでに2週間程度かかります。
モルヌピラビルの効果・安全性について
モルヌピラビルとはどんな薬なのか、詳しくは公式の添付文書をまずは見てください。
重要な点だけ、かいつまんで紹介します。
通常、18歳以上の患者には、モルヌピラビルとして1回800mgを1日2回、5日間経口投与する。
■用法及び用量に関連する注意
SARS-CoV-2による感染症の症状が発現してから速やかに投与を開始すること。
臨床試験において、症状発現から6日目以降に投与を開始した患者における有効性を裏付けるデータは得られていない。
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
妊婦又は妊娠している可能性のある女性
モルヌピラビルは「リボヌクレオシド類似体」という有効成分を配合しており、ウイルスが細胞に侵入したあと、ウイルスが増殖するのに必要な酵素の動きを抑えてウイルスの増殖を防ぎます。
「ウイルスの増殖を防ぐ」という点では、日本製の抗ウイルス薬であるアビガンと同じですね。アビガンには妊婦に投与すると催奇形性のリスクが認められており、服用後は男女ともに7日の避妊が厳格に求められます。
モルヌピラビルでも妊婦や妊娠の可能性がある人には禁忌となっており、もしかすると催奇形性のようなリスクがあるのかも知れません。どちらにせよ急ごしらえの薬となるので、大規模で長期的な影響などはわかっていません。
圧倒的な使用実績のあるイベルメクチンに比べると不安?
モルヌピラビルは日本で軽症者用の飲み薬として初めて承認されましたが、やはり急ごしらえの薬であることに不安はあります。
一方ですでに数億回以上の使用実績のあるイベルメクチンは、安心感が違います(イベルメクチンに副作用が無いという意味ではありませんのでご注意を)
デルタもオミクロンもスパイク蛋白という1部分が変異しただけです。イベルメクチンが持ってる他の作用機序は両ウイルスともそのままなので効くと思います。
デルタまでは確認しました。いまオミクロンを確認してます。 https://t.co/PxJAVnS9qT— 花木秀明 (@hanakihideaki) January 19, 2022
北里大の花木先生も治験を頑張られているようで、応援したいですね。日本では処方されなければ手に入らないので、私はイベルメクチンも個人輸入して持っています。
お守り的に薬を持っておくのは心理的に重要
感染症対策でいちばん重要なのは、自身の身体を健康に保ち、免疫力によって外敵に打ち勝つことです。
もちろんそのために医療のサポートも強力な武器となり、すぐに飲める薬を常備しておくことは心理的なストレス軽減にも役立つでしょう。ストレスは免疫力を大きく低下させる事がわかっているので、ストレスケアも立派な感染症対策。
常備薬のいちばん重要な効果って、案外このストレス軽減効果なのかも知れませんね。
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