注目が高まるイベルメクチンですが、本家日本製を求めている方も増えています。
間違えて変なものを買わないよう、改めてイベルメクチンについて基本的な情報を見ていきましょう。
もしジェネリックを購入する際は、信頼できるメーカーを選ぶのが重要です。

・認定ダイエットインストラクター
・医薬品登録販売者
・健康管理士一般指導員
・公認サプリメントアドバイザー
健康一筋発信10年。ダイエットや筋トレに役立つサプリメントの他、健康情報も収集し続けてアップデート中。自分と家族と日本国民の健康と幸福(ウェルネス)を追求するのが仕事であり趣味です。

【目次】
イベルメクチンは成分名。商品名はストロメクトール
イベルメクチンは成分名であり薬の名前ではありません。
薬の名前はMSD社(旧メルク)が発売する「ストロメクトール」です。
ストロメクトールとイベルメクチンの関係を間違っており、ストロメクトールはイベルメクチンのジェネリックだと思っている人が少なくないんですね。

私は登録販売者の資格が有り、妻は現役の薬剤師ですが、「成分名と商品名がごっちゃになる」のは薬剤師あるあるなんだとか。
有効成分の名前は、オセルタミビルです。
他にも
アスピリンは成分名、商品名はバファリン
アセトアミノフェンは成分名、商品名はカロナール
などなど。

多くの人を救った画期的な寄生虫薬
イベルメクチンは大村智先生が静岡県は伊東の畑から発見した微生物が作る成分、エバーメクチンを原料として製造された、生物由来の医薬品成分です。
寄生虫などの微生物に対して目覚ましい効果を発揮し、アフリカで毎年数え切れないほどの人が感染する河川盲目症などの重病をいくつも治療してきました。
今でも年間2億回以上使われており、副作用の報告は極めてまれです。
寄生虫としての働きは関連記事にまとめていますので、興味があればご覧ください。
日本では疥癬に大活躍
日本では寄生虫感染などめったに無いと思われがちですが、イベルメクチン(ストロメクトール)は日本でも大活躍しています。
日本で多いのは、疥癬(かいせん)という病気で、ヒゼンダニが皮膚の中に住み着いておこります。
国立感染症研究所によると、年間8万~15万人がヒゼンダニに感染し、主な感染源は人間同士の接触です。
参照:https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/
皮膚の中にダニが住み着いて悶絶するほどかゆいなんて想像するだけで恐ろしいですが、イベルメクチンがあれば心配いりません。
ストロメクトール3mg錠を飲むだけで、48時間以内にヒゼンダニの99%が死滅すると言われています。
微生物を持って微生物を制す。
まさに救世主的な薬ですね。
想像以上に効果範囲の広いイベルメクチン
身体に侵入した微生物を駆逐する薬として開発された日本製イベルメクチンですが、元が微生物由来の成分だけに想定されていた以外の効果も次々見つかっています。
世界一有名な科学誌『Nature』に掲載された記事でも、イベルメクチンを近年最も科学者を興奮させている成分として絶賛していますね。
イベルメクチン:謎めいた多面的な「不思議」薬は驚き続け、期待を超えています
今日、イベルメクチンは科学者を驚かせ、興奮させ続けており、抗菌剤、抗ウイルス剤、抗癌剤としての予想外の可能性が特に並外れており、さまざまな疾患を治療することで世界の公衆衛生の改善に役立つ可能性をますます提供しています。

日本製ストロメクトールは個人ではほぼ買えない
イベルメクチンの効能について解説しましたが、日本製の先発医薬品ストロメクトールは処方薬であり、個人では購入できません。
それどころが病院の医者であっても、疥癬治療以外の用途では仕入れられないようです。
この状況はしばらく続きそうですし、日本製イベルメクチンを手に入れるのは難しそうです。
買うならジェネリックのみ
というわけで、どうしてもイベルメクチンがほしいのなら海外製のジェネリックとなります。
日本製のストロメクトールが欲しくても、無いんだからしょうがない。
今現在も疥癬に苦しんでいる方はたくさんいるので、そちらが優先になるのは当然でしょう。
せめてジェネリックを買うなら、信頼できるメーカーを選ぶようにしましょう。
インド最大手サンファーマがジェネリック製造「イベルメクトール」
実際問題、世界中で年間2億回以上も使われているイベルメクチンの殆どは、海外メーカー製のジェネリックです。
その中でも、インド最大手の製薬会社である「サンファーマ」が、イベルメクチンジェネリックの製造も手掛けていますね。
サンファーマが製造するイベルメクチンジェネリックの商品名は「イベルメクトール」です。
- イベルメクチン:有効成分名
- ストロメクトール:日本製先発医薬品(商品名)
- イベルメクトール:サンファーマ製後発医薬品(商品名)
サンファーマの信頼性について
10億人以上の人口を抱えるインドは、実はITだけでなく医薬品分野にも強く、ジェネリック医薬品を世界中に供給しています。
とはいえ中には粗悪品も多いらしく、信頼できる品質のものを選ぶのは非常に重要。
サンファーマは1983年に創業したインド最大の製薬会社で、世界150カ国にまたがる従業員数は約30,000人
日本でも日本法人「サンファーマ株式会社」を設立し、2021年にはポーラ化粧品の医薬品部門であるポーラファルマを吸収合併しました。
化粧品会社を吸収して日本での基盤を作ったのは、皮膚科医療や美容へ力を入れる意志の現れです。
日本法人の社長メッセージでも、「皮膚へのこだわり」を推しだしていました。
まさに疥癬治療薬であるイベルメクチンのジェネリックを手掛ける会社として、信頼できる姿勢だと思います。
サンファーマ製「イベルメクトール」なら個人輸入可
サンファーマ製のイベルメクチンジェネリック「イベルメクトール」は、一般人でも個人輸入で購入できます。
先発医薬品の日本製ストロメクトールと有効成分は同じで分量も同じ。
おそらく効き目も同じでしょう。
ジェネリックのイベルメクトールは12mg48錠で約9,000円という事は、1錠あたり187.5円
さすがジェネリックは破格の安さですね。
商品名 | 値段 |
イベルメクチン12mg(ユニドラ) | ¥9,011(48錠) |
イベルメクチン12mg(メデマート) | ¥16,380(100錠)3mg~あり |
イベルメクチン12mg(ベターヘルス) | ¥2,690(10錠)3mg~あり |
イベルメクチン、NAC、アスピリンセット(ユニドラ) | ¥12,075円(48錠) |
Nアセチルシステイン | ¥4,214(30錠) |
メラトニン3mg100錠 | ¥4,755 |
※予想通り注文が殺到しているそうなので、しょっちゅう在庫切れになります。悪しからずご了承下さい。
イベルメクトール購入の体験談は関連記事にまとめてあります。
またストロメクトールとイベルメクトールノの成分の違いについて、詳しく調べた記事はこちらになります。
日本製イベルメクチンの可能性は未だ広がり続ける
復習しましょう。
イベルメクチンは成分名。
日本製イベルメクチンの商品名は「ストロメクトール」
ストロメクトールのサンファーマ製ジェネリックは「イベルメクトール」
ストロメクトールは医療用医薬品であるため、日本では処方箋がなければ購入できません。
個人で手に入れるなら、海外製ジェネリックを個人輸入するしか無いでしょう。
海外製ジェネリックは信頼できるメーカーを選ぶのが大事なため、最大手のサンファーマをおすすめしておきます。
ご参考になれば幸いです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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