睡眠の質をサポートするプロテイン
「sleepプロテイン」を頂きましたので、誰よりも詳しく口コミ評価していきたいと思います。
頂き物ですが別に絶賛する義理は無いので、ダメなところはダメといいます。
印象としては「ビジネスマンの為のプロテイン」
筋トレガチ勢ではなくとも、眠りの悩みがあるなら試す価値はありそう。
味や成分についても解説しましたので、sleepプロテインが気になる方はぜひご一読ください!
・認定ダイエットインストラクター
・医薬品登録販売者
・健康管理士一般指導員
健康一筋発信10年。ダイエットや筋トレに役立つサプリメントの他、健康情報も収集し続けてアップデート中。自分と家族と日本国民の健康と幸福(ウェルネス)を追求するのが仕事であり趣味です。
【目次】
sleepプロテインは「眠り」にフォーカスしたプロテイン
筋トレ、カラダづくり、健康づくりにとって「睡眠」の重要性は、いくら強調しても足りないくらいです。
そんな中で今回発売された「sleepプロテイン」は、睡眠をサポートすることにフォーカスしたプロテイン。
最近では「睡眠が筋肉を育てる」事も明確な根拠を持って明らかになってきており、トレーニングと食事だけでなく、睡眠もカラダづくりには絶対欠かせません。
プロテインの役割は単なる筋肉の材料だけでなく、睡眠サポートにも広がってきた訳です。
具体的には通常のホエイプロテインに加えて、睡眠をサポートする成分を配合しているのです。
後述するように3種類のバリエーションがあり、どの種類にもホエイプロテイン21.5gとギャバ100mgは共通で含まれていますよ。
(※ホエイプロテイン量と配合たんぱく質量は違うので注意してください)
商品名 | sleepプロテイン |
---|---|
たんぱく質量 | 16.5g(wake1杯25gあたり) |
価格(500g) |
sleepプロテインには3つの種類
上記のように、sleepプロテインには「リラックス」「ディープ」「ウェイク」の3種類があります。
それぞれの成分について、専門的視点から解説します。
「リラックス」βアラニンとは
リラックスに含まれる「βアラニン」は、アミノ酸がいくつか結合した「カルノシン」というタンパク質の構成成分です。
カルノシンは一時期はやった「イミダペプチド」の一種で、非常に高い抗酸化力で疲労回復に効果が高いとされています。
そもそもプロテインは身体のあらゆる部位の材料になるので、疲れたら補給するのがセオリー。
プロテイン自体の疲労回復作用に加えて、βアラニンもプラスしたものですね。
参照:DNS
「ディープ」ラフマ由来ヒペロシド・イソクエルシトリンとは
ディープに含まれる「ラフマ由来ヒペロシド・イソクエルシトリン」は、近年「睡眠サプリ」によく使われるハーブ成分です。
そもそも「ラフマ」とは西洋で古くから使われているハーブで、昔から安眠作用があることは知られていました。
近年その作用が科学的に解明されて、「ラフマ由来ヒペロシド・イソクエルシトリン」は「睡眠の質(眠りの深さ)の向上」する成分として機能性表示食品の認可を得ています。
眠りの深さをサポートするプロテインだから「ディープ」
参照:常盤薬品工業
「ウェイク」フォスファチジルセリンとは
ウェイクに含まれる「フォスファチジルセリン」はホスファチジルセリンとも呼ばれ、人間の脳細胞膜を構成する物質です。
脳細胞の成分であるため脳の機能改善に作用する事が知られており、最近では認知機能の改善や記憶力の向上などの効果も報告されているんです。
またその名の通り、副交感神経を優位にするホルモン「アセチルコリン」の原料にもなります。
自律神経は「交感神経=活動」「副交感神経=休息」のバランスで成り立っているため、気持ちよく眠りたいなら副交感神経のサポートは超重要。
フォスファチジルセリンは副交感神経のサポートを通じで体内時計の調整にも作用するらしく、朝気持ちよく目覚めるために働いてくれます。
そもそも寝起きが悪いのは、体内時計的にはまだ寝る時間なのに無理やり起こされるから。
体内時計が起きる時間に自然に起きられれば、スッキリ爽やかに目覚められる訳です。
なんて素敵なフレーズなんでしょうか。
この快感を味わいたいのか、sleepプロテインでは「ウェイク」が一番人気だそうですよ。
今回私が頂いたのも「ウェイク」なので、ウェイクを口コミレビューしていきます!
sleepプロテインを飲んでみた感想【口コミ】
味…酸味が効いてめっちゃ美味しい!
sleepプロテインは「レモンヨーグルト味」のみですが、これは美味しいです!
味はまさに「レモンヨーグルト」そのもので、やや酸味があってスッキリした飲み心地。
プロテイン特有のドロッと感は全く無く、非常にあっさりと飲めます。
溶けやすさ…非常に溶けやすい
溶けやすいです。
パウダーは非常にサラサラで、勢いよく開けると舞ってしまうくらいなので、水にも抜群に溶けやすいですね。
付属スプーンすりきり2杯に対して、水は200mlほどで簡単に溶けてダマにもなりません。
おすすめは…ホットミルクだとまろやかでリラックスに向く!
寝る前といえば、ホットミルク。
ホットミルクは温かさによるリラックス効果だけでなく、睡眠ホルモン「メラトニン」の材料になるトリプトファンを豊富に含んでいます。
せっかくなので、sleepプロテインもホットミルクで溶かしてみました。
物によっては牛乳だと溶けにくいプロテインもありますが、sleepプロテインの場合は全然大丈夫。
牛乳によってレモンとヨーグルトの酸味が緩和され、非常にまろやかな味になります。
水で溶かすよりも牛乳で溶かすほうが、乳脂肪によって胃の滞留時間が長くなり、ゆっくりと吸収されます。
実際…寝起きは良くなった?
元々そこまで寝起きの悪い方ではないので、効果の実感はハッキリとは言えません。
この辺は、頂き物の宿命(汗
ただ4日ほど飲み続けていたところ、ある出来事がありました。
私は最近起きる30分前にエアコンが付くようにタイマー設定していて、そのエアコンの稼働音で何となく目が覚め、目覚まし時計がなるのを待つというルーティーンを送っています。
しかしある日寝る前にエアコンのタイマー設定を忘れてしまい、エアコンがつかなかったんですね。
そんな中でも「目覚ましが鳴る3分前」に、きっちり自然に目が覚めました。
素晴らしきかな我が体内時計。
この体内時計の調整に、sleepプロテインも一役買ってくれたかも知れません。
sleepプロテインの成分と評価
乳たん白(ドイツ製造)、マルトデキストリン、ホエイミネラル、フォスファチジルセリン含有大豆レシチン抽出物、大麦乳酸発酵液ギャバ/クエン酸、乳化剤、香料、甘味料(ステビア、スクラロース)、一部に乳成分、大豆を含む
sleepプロテインの成分について、総合的に評価していきます。
大手メーカーのプロテインと比べれば物足りない部分はあるものの、コンセプトに共感できるなら十分いいプロテインであると思います。
以下、良い点と悪い点を順番に見ていきましょう。
◯…睡眠の為に必要なタンパク質を補給するコンセプトは良い!
睡眠のために必要な栄養を補給するというコンセプトは、非常にいいと思います。
人間ただ布団に入るだけでグッスリ眠れるほど単純じゃないのですが、睡眠の悩みは栄養面から改善できることも近年の研究で明らかになってきていますからね。
そうでなくともプロテインは「身体の材料を補充する」という意味で睡眠の質向上に役立つので、それにさらに睡眠サポート成分を加えたsleepプロテインは寝る前プロテインとして優秀と言えるでしょう。
◯…味が美味しいので続けやすいしウケそう
味は文句無しで美味しいです。
ここがまずいと、いくら良いものと思っていても続けにくいし、人にも勧めづらいですね。
レモンヨーグルトという味のチョイスは絶妙で、プロテインっぽいドロドロ感がなく爽やかだし、ホットミルクでまろやかになるのもGOODでした。
✕…価格の割にタンパク質含有量は物足りない
500gで5000円超えは高いです。
キャンペーンで4,730円になりますが、これでもDNSの1kgと同じくらいの値段です。
日本の大手メーカーに比べたら値段は2倍、マイプロテインなど海外メーカーと比べると3倍になってしまいますね。
これで1杯分のたんぱく質量が16gですから、プロテインとしてはちょっと物足りません。
睡眠サポート成分がプラスされているとは言え、ちょっと高い。
値段を許容できるかのポイントは味の美味しさと飲みやすさ、プロテインと睡眠サプリが一緒になった手軽さだと思います。
✕…5つの不使用を謳う割にはスクラロースを使ってるのは頂けない
「5つの不使用」を謳って安全性をアピールしていますが、人工甘味料のスクラロースを使っています。
甘味料はステビアとスクラロースですが、できるならステビアのみにしてほしかった…
スクラロースは大量に摂取すると肝臓の代謝機能を妨げる働きが報告されています。
とはいえ市販のプロテインは大半が人工甘味料まみれですので、気にしない人には問題ないでしょう。
sleepプロテインの公式見解では、ADI(一日摂取許容量)を遥かに下回るので問題ないと記載されています。
スクラロースのADIは15㎎/kgのため、50kgの方であれば750㎎/kgがADIとなります。対してSleepプロテイン1杯のスクラロース量は約9㎎で、1日84杯取らない限りADIは超えません。
引用:Sleepプロテイン/セルフバンク事務局
人工甘味料フリーのプロテインなら、FIXITやマイプロテインを選んでください。
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総評…眠りに悩んでいる人には良さそう!筋トレガチ勢には向かない
sleepプロテインの総評ですが、睡眠をサポートするプロテインというコンセプト自体は非常に良く、細かな睡眠の悩み事に種類を選べるのもいいと思いました。
その一方で価格は大手メーカーの2倍近くとなり、プロテインを大量にのむ筋トレガチ勢には向きません。
これは「睡眠の悩み」に特化したプロテインと考え、筋肉づくりのためにベースで飲むプロテインとは思わない方が良いでしょう。
もちろん筋トレをしている人だけでなくとも、日頃の疲れを感じている方などは、想像以上にタンパク質不足になっています。
今まで筋トレガチ勢のものと思っていたプロテインが、ビジネスマンの為のプロテインとして進化してきた印象ですね!
購入は公式サイトからどうぞ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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