「難消化性デキストリン」の効果について、健康管理士が解説します。
青汁の原料としても使われ、ダイエット食品などでもよく耳にする言葉ですが、その働きってイマイチわかっていない方も多いですよね。難消化性デキストリン青汁の働きや、気になる安全性なども合わせて紹介します!
青汁原料「難消化性デキストリン」とは
難消化性デキストリンとは、食物繊維を補うことを目的に作られた人工の食物繊維です。
トウモロコシやじゃがいものデンプンを加工して作られ、世界的にも安全性が認められている健康食品なのです。
普通デンプンは糖質として分解・吸収されますが、「難消化性」の名の通り消化されにくく、胃腸内の汚れや余分な糖質・脂質を絡め取って掃除する作用に優れています。
また元々が糖質を原料としているため、大腸内に住む乳酸菌など善玉菌のエサとなる役割も兼ねており、便秘解消やダイエットにもよく用いられます。
この難消化性デキストリンを用いた青汁も、どんな効果があるのか見てきましょう!
難消化性デキストリン入の青汁の効果
難消化性デキストリンは青汁の原料としても使われます。
正確に言うと、大麦若葉やケールの青汁に難消化性デキストリンが加えられて、より健康効果を得られる青汁になるんですね。
難消化性デキストリン入青汁の主な効果は、次の3つです。
糖の吸収を緩やかにする
難消化性デキストリンは、胃腸の中で糖質に絡みつき、消化吸収を緩やかにする作用があります。
特に食前に難消化性デキストリン青汁を一杯飲み、その後食事をした時の「食後血糖値の上昇を抑える」効果は、様々な実験によって確認されているんです。
ソース 難消化性デキストリンが食後血糖値の上昇を抑制
食事と一緒に難消化性デキストリンを摂取させたヒト試験では、でんぷんの消化過程で生成される麦芽糖の消化を抑制することで食後の血糖値の急激な上昇を抑えることが確認されています。
引用:大塚製薬
脂肪の吸収を緩やかにする
難消化性デキストリンは、糖質だけでなく脂肪の吸収も抑える作用があります。
脂肪は糖質の倍以上のカロリーがあるため、ダイエットの面でも脂肪の吸収を抑えるのは大事。油ものの多い食事をする際には、1杯の難消化性デキストリン青汁が役に立ってくれますね。
ソース 難消化性デキストリンが中性脂肪の上昇を抑制
難消化性デキストリンを食事とともに摂取すると、食事に含まれる脂肪の吸収は遅延し、食後血中中性脂肪の上昇は緩やかになりました。
引用:大塚製薬
お腹の調子を整える
難消化性デキストリンは、水溶性食物繊維としてお腹の調子を整える効果もあります。
水溶性食物繊維は胃で消化されると水分を含んでドロドロのゲル状になり、便を柔らかくして便秘を緩和します。
また小腸で吸収されずに大腸に達するため、大腸にたくさん住んでいる善玉菌のエサとなり、善玉菌を増やすことでも腸内環境の改善に役立つのです。
ソース 難消化性デキストリンは腸内環境を改善する
難消化性デキストリンは上部消化管では消化されずに大腸に達し、一部は腸内細菌に資化されて短鎖脂肪酸となり大腸内のpHを低下させ、残りは糞便体積の増加に寄与する。
大腸内を酸性に維持することで、腐敗物質や発ガン性物質の生成を抑制し、糞便容積の増加と相まって腸管を刺激し腸の蠕動運動を賦活化する。
引用:国立健康・栄養研究所
難消化性デキストリン青汁がミネラルの吸収を促進
難消化性デキストリンは、胃腸内で糖質や脂肪に絡みついて吸収を抑制します。
そうなると気になるのが、「必要な栄養の吸収まで抑えてしまわないか?」という事。
太る原因になる糖や脂肪は吸収したくないですが、必要なタンパク質やミネラル、ビタミンまで抑制してしまっては困りますよね。
しかし調べた所、難消化性デキストリンはタンパク質の吸収には影響を与えず、ミネラルの吸収はむしろ促進する事がわかりました。
ソース 難消化性デキストリンでタンパク質吸収には影響なし
特に血清タンパク質およびCa(カルシウム)、Mg(マグネシウム)、Fe(鉄)などのミネラル濃度について、難消化性デキストリン摂取が原因となる変化は認められなかったと報告されています。
引用:大塚製薬
ソース 難消化性デキストリンでミネラル吸収を促進
動物試験でミネラル吸収率を評価すると、難消化性デキストリンを食べた量が多い群ほどカルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛の吸収率が増加しました。
引用:松谷化学工業
難消化性デキストリン青汁は腸内では粘度の低いゲル状となるため、ミネラルを絡め取る事はありません。
そして腸内環境の改善により善玉菌や酵素の働きを高め、有用な栄養の吸収率を高めてくれるんです。
これはミネラルやビタミンがたっぷりの青汁とは非常に相性が良いと言えますね。
青汁で効果を得たいなら1日2本は飲もう
難消化性デキストリンの効果を調べる実験では、多くが「1日10~15g」の摂取となっています。
大正製薬の「ヘルスマネージ大麦若葉青汁」では、1本あたりの難消化性デキストリンは5.1gとなっているので、1日2本飲めば十分でしょう。
1本でも効果が無いとは思いませんが、身体を変えたいなら2~3本は飲んでみましょう!
大正製薬ヘルスマネージ大麦若葉青汁<難消化性デキストリン>
メーカー | 大正製薬 |
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難消化性デキストリン | 5.1g/本 |
定期価格 | 3,420円 |
通常価格 | 3,800円 |
ビタミン、ミネラルの豊富な九州産大麦若葉を使用し、難消化性デキストリンを加えた大正製薬の青汁です。
特定保健用食品の認証を得ており、その効果と実績は折り紙付き。血糖値が気になる方には特に適します。
食品添加物は一切なし。抹茶と緑茶粉末を加えて風味付けがしてあり、お茶のように爽やかに飲めます。
青汁っぽい青臭さや苦さは一切なく、とても飲みやすい青汁ですよ。
大正製薬 公式サイトはこちら
ヘルスマネージ 大麦若葉青汁 <難消化性デキストリン>
血糖値対策のために食生活を見直したい方へ、大正製薬のトクホ『ヘルスマネージ大麦若葉青汁<難消化性デキストリン>』。食物繊維<難消化性デキストリン>の働きにより、食後の糖の吸収を穏やかにします。
【まとめ】難消化性デキストリン青汁はミネラル吸収などメリットだらけ!
大正製薬の青汁について詳しく解説した記事もご覧ください!
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