こんにちは。
日本ニュートリション協会公認サプリメントアドバイザーのサファリ(@diet_safari)です。
ダイエット茶で便秘解消したいと思ったら、逆に下痢が止まらなくなって病院に駆け込んだ人がいます。
ダイエット茶を買う目的は様々だと思いますが、もし「便秘解消」を目的にダイエット茶を買う場合は特に注意が必要です。
たしかに便秘は辛いし、便秘は万病の元だし、便秘は太りやすいのも確かです。
その解消のためにダイエット茶を飲む人も多いですが、思わぬ副作用に苦しむ場合もあります。
薬機法の関係で、ダイエット茶に堂々と「便秘解消!」と書くことは出来ませんが、大抵の場合
「毎朝スッキリ!」
「ぽっこり解消!」
などと言って便秘解消をイメージさせる広告を使用しています。
便秘解消目的でダイエット茶を選ぶ際の、注意したいポイントについてこの記事で解説します。
便秘解消ダイエット茶に使われる「キャンドルブッシュ」に要注意
便秘解消、便通を謳うダイエット茶でよく使われる成分「キャンドルブッシュ」には特に注意してください。
キャンドルブッシュというのは、昔から英国などで下剤として使われた薬草で、科学的にはキャンドルブッシュに含まれる「センノシド」という成分がポイントです。
女性に多い弛緩性便秘によく効く医薬品として用いられており、センノシド錠は医師の処方が必要です。
痩せ型の女性、高齢の女性など腹筋の筋力が弱い方は、腸の動きが弱くなってしまうことで便秘になりやすくなります。
これを「弛緩性便秘」といい、センノシドは弱った腸をなかば強引に動かすことで便秘を解消します。
ポイントは、便を柔らかくしたりカサを増やしたりなどの健全な方法でなく、腸を動かすことで便を促すこと。
このセンノシドの作用が効きすぎると、副作用として下痢が止まらなくなります。
キャンドルブッシュのダイエット茶で健康被害の報告あり
便秘解消を目的としてキャンドルブッシュを配合したダイエット茶による健康被害は、すでに報告されています。
消費者庁国民生活センターでも、被害の情報を受けてキャンドルブッシュの調査を行っています。
詳しくはこちら
キャンドルブッシュを含む健康茶
この調査で重要なのは、市販のキャンドルブッシュを含んだダイエット茶の多くで「医薬品と同等レベルのセンノシドが検出された」という事です。
市販のダイエット茶でも、1日に2~3杯程度を飲むと医薬品と同等レベルのセンノシドを摂取してしまうことになります。
そうなると、当然下剤を飲んだのと同じ激しい下痢、腹痛に襲われることになります。
これはダイエット茶では最も多い副作用ですので、特に注意してください。
便秘解消センナ茶でも効きすぎて下痢になる
便秘解消によく知られる「センナ茶」でも、効きすぎて下痢になる事はよくあります。
名前から想像がつくと思いますが、センナ茶にもセンノシドが多く含まれているからです。
そもそもセンナとキャンドルブッシュは同属の植物ですので、効果も似てくるんですね。
ダイエット茶は薄出しにして1日1杯程度にすること
便秘解消のためにダイエット茶(特にキャンドルブッシュやセンナ)を飲む場合、多めの水で薄出しにして、1日1杯程度にするのが賢明です。
本来、医師や薬剤師に処方されるものを個人の判断で飲むのは危険ですので、そういう無知な商品は選ばないようにしましょう。
そもそも、そこまで重い便秘ならば自分で治そうとはせず、早めにお医者さんに行ったほうが良いと思います。
普段からスッキリしたいならダイエット茶よりも…
普段からスッキリ爽やかなになれるよう、予防的に飲むのであれば、ダイエット茶よりも食物繊維たっぷりの青汁などの方がオススメです。
青汁は食物繊維のカタマリで、しかも便を柔らかくする水溶性食物繊維と便のカサを増やす不溶性食物繊維がバランス良く入っています。
コレに加えて乳酸菌も添加されているものを選べば、毎日の健康習慣として最適です。
オススメはやっぱり安心の大手「大正製薬の乳酸菌青汁」などが良いと思います。
便秘予防には、適度な運動と食生活が第一。
普段から腹筋に力を入れてみたり、ドローインで鍛えたり、食物繊維たっぷりの食生活で便秘知らずになりましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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