ついでに「はっこう」と「腐敗」の違いは何?
明日使える豆知識を、わかりやすく解説します。
「醗酵」「はっ酵」「発酵」の違い
「醗酵」とは=菌の力で栄養素が増えること
「醗酵(はっこう)」とは、食品に含まれる栄養素が、菌の力によって分解され新しい栄養素が増える事です。
食品に取り付いた麹菌、酵母菌、乳酸菌などが栄養素を分解し、各種アミノ酸、酵素、乳酸などを生み出して人間にとって有用な栄養素を増えることを「醗酵」と呼びます。
「はっ酵」とは=醗の字が常用漢字でなくなった為の表記
「醗酵」と「はっ酵」に意味の違いはありません。
同じ意味ですが、戦後になって「醗」の字が常用漢字ではなくなったため、法律や各団体など公文書では「はっ酵」と書かれるようになったのです。
表記の上では、「はっ酵」が最も正しい表記と言えますね。
「発酵」とは=醗の字を略した俗称
「発酵」は、旧漢字である「醗」の字を略して「発」を使った表記です。
公式には「はっ酵」と書くべきところ、一般的に使いやすい「発酵」を用いて表記しているんですね。
一番馴染みの深い表記ですが、実は一番正確から遠い表記でもあるんです。
腸内細菌が食べ物を醗酵させることで人は生きている
「はっこう」とは、食べ物に取り付いた細菌が、栄養素を分解して新たな栄養素を生み出したり増やしたりする現象ですが、実は人間の腸の中でも全く同じことが起きています。
腸の中に生息する数億匹の腸内細菌が、食べたものを醗酵して分解し、吸収しやすい形にするだけでなく、人間の生命維持にも不可欠な様々な栄養素を生み出しています。
食べ物を原料にして腸内細菌が作り出す栄養素です。
つまり、人間は腸内細菌が食べ物を醗酵してくれなければ生きることが出来ず、まさに腸内細菌と共生している訳ですね。
「腐敗」とは=菌の力で有害物質が増えること
大腸菌、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌などの悪玉菌が食品の栄養素を食べて分解することで、様々な毒素、アンモニア、硫化水素など人間にとって有害な物質が増えることを「腐敗」と呼びます。
食べ物の栄養素を分解して新たな栄養素を作り出す細菌は、人間にとってイイ奴だけではありません。
身体の機能を妨害したりする、悪玉菌の働きによる「醗酵」が「腐敗」と呼ばれるのです。
醗酵食品を摂って腸内環境を良くしよう
人間の腸の中でも行われている醗酵を、食べる前からたっぷり行っているのが「醗酵食品」
食材をそのまま食べるよりも、菌の力で醗酵させることで栄養素が何倍にも増えており、体調を整えるのに役立ってくれます。
醗酵食品の文化は世界中にありますが、特に日本では納豆、味噌、漬物、麹など多種多様な醗酵食品があり、長寿の秘訣にもなっています。
腸内環境を良くして便秘しないだけでなく、体調全般を健康に保つために、醗酵食品をよく食べることを意識しましょう!
醗酵食品は免疫力も高める
醗酵食品には免疫力を高めて、ウイルス感染症から身を守る作用もあります。
腸は栄養を吸収する器官であり、栄養と一緒に毒まで吸収しないよう関所の役割も持っています。
このため、人体の免疫細胞の7割は腸の付近に集中しており、腸内環境は免疫力の強さに直結するのです。
さらに腸内細菌が作り出す短鎖脂肪酸や酪酸は、これら免疫力の強力なエネルギー源になります。
善玉菌を増やすだけでなく、既に栄養素がたっぷり増えた醗酵食品を摂ることで、免疫力を高めて感染症に打ち勝ちましょう!
醗酵食品の老舗「オリーゼ」のサプリ
醗酵食品の味がどうしても苦手な方は、サプリの活用が賢い方法です。
また、醗酵食品が身体にいいと言っても、毎日食べるのは辛い人でもサプリなら無理なく続けられますよね。
昭和19年から数えて創業76年。「オリーゼ本舗」の醗酵食品サプリは、長年の実績と改良を積み重ねて、日本の醗酵食品文化を活かした品質の高いサプリとなっています。
整腸作用はもちろんのこと、鉄分補給やカルシウム補給ができるシリーズもあり、糖分を全く使わずに醗酵される独自の製造方法が愛されています。
「醗酵」の奥深い効能が気になっている方は、ぜひオリーゼを試してみて下さい。
\今こそ腸内免疫を/オリーゼ本舗公式サイト
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