お米というと、糖質の塊であり太りやすいというイメージがあります。
確かに精白米は消化吸収が良いため血糖値を上げやすく、玄米のように食物繊維やビタミン・ミネラルが豊富でないので、食べ過ぎないほうが良いでしょう。
しかしダイエットだからといって、お米を過度に制限する必要はありません。
炭水化物は人間に不可欠なエネルギー源であり、適度に摂取すればむしろ有用なものです。
お米を食べることのメリットは、相対的にパンの摂取量を減らせることです。
1食でお米とパンを両方食べる人はいないでしょう。
お米を食べれば、それだけパンの摂取量は減るはずです。
そして、お米をよく食べる国の方が、肥満が少なく健康指標も優れていることは、世界136ヵ国の国際調査で明らかになっています。
米の摂取量が多い国(平均150g/日)では肥満が少なく、米の摂取量が少ない国(平均14g/日)は肥満が多いのです。
https://dm-net.co.jp/calendar/2019/029419.php
米150gを炊くと、およそお茶碗3杯分
つまり、1日3食とも1杯ずつお米を食べる食生活は、「食べ過ぎ」ではなく、むしろ太らない食生活なのです。
なぜお米はパンよりも太りにくいかは様々な理由がありますが、ひとつには日本人の腸内に多い痩せ菌が、お米を好むということです。
「痩せ菌」とは、宿主のエネルギー代謝を増やして太りにくくしてくれる腸内細菌で、日本人で非肥満の人に有意に多いのがブラウティア菌という細菌です。
このブラウティア菌が大好物なのは、米や米麹に含まれるグルコシルセラミドという成分。
お米を頻繁に食べる食生活によってブラウティア菌が増え、腸内環境が整って太りにくくなるわけですね。
しばらくお米を控えていた人は、お米をしっかり食べた日ほど便通が良くなることに気がつくはずです。
日本人はやっぱりお米
新米も出てきたことですし、お米はしっかり食べた方が良いですね。
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痩せたいなら米を食え!日本人の痩せ菌はお米が大好き?
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