現代の野菜は品種改良が繰り返され、非常に糖質が多く甘くて美味しい野菜となっています。
食べる分には美味しくて良いのですが、糖質の多い野菜は太りやすいと考えて敬遠する方も少なくありません。
特にジャガイモ・さつまいも・にんじん・カボチャなど、熱を加えるとデンプンが分解されて甘くなる野菜は、ダイエットの敵とする考え方もあります。
しかし、実際には世界中の数え切れないほどの研究によって、野菜によって太るどころか、あらゆる健康指標が改善していくことが示されています。
例えば高脂肪食を与えて糖尿病にしたラットに、人参やカボチャを加えた餌を与えると、血糖値のコントロールが改善していくそうです。
https://dm-net.co.jp/calendar/2025/038770.php
いくら糖質が多いといっても、野菜にはそれを上回るフィトケミカルが含まれているため、痩せるし健康になるということ。
つまり、昔お母さんが言っていた「野菜を食べなさい」は、完璧に正しかったのです。
ここで重要なポイントは、天然の食材に含まれる栄養素の相互作用は、ほとんど解明されていないということですね。
天然の食材から単一の栄養素を分離して、その栄養素の働きを調べることはできます。
しかし、天然の食材には無数の栄養素が含まれており、それらがどのような相互作用を持っているかは調べようがないのです。
前述の研究でも、どうしてニンジンやカボチャで血糖値コントロールが改善するのかのメカニズムまではわかっていません。
このような、天然の食材が持つ栄養素の相互作用によって自然は成り立っているため、サプリメントだけでは栄養は補えないのです。
ダイエット中であっても、しっかり野菜を食べて栄養を補い、サプリメントの利用はあくまで補助にするのが良いですね。
本記事の内容は、動画でも解説しています!
この記事へのコメントはありません。