薄毛治療薬「ミノキシジル」の副作用リスクや使用上の注意点について解説します。
個人輸入で購入される方も多いミノキシジルは、健康状態や他の薬との飲み合わせによっては副作用や危険性もあるので、必ず使用前に知っておきましょう。

【目次】
ミノキシジルってどんな薬?
ミノキシジルは1960年代に、アメリカで「高血圧」などの治療薬として開発されました。
その後使用者から「多毛症」などの副作用が報告され、発毛効果があることがわかり、現在ではすっかり薄毛治療薬として世界的に有名になっています。
日本では1999年にはじめてミノキシジル外用薬である「リアップ1%」が発売され、2009年には「リアップ5%」が発売。
ミノキシジルはフィナステリドと違って、医師の処方を受けなくても薬剤師が常駐しているドラッグストアでも購入できます。
しかし日本で発売されているミノキシジル外用薬は、リアップ5%が1本8,140円
比較的安いアンファーのメディカルミノキ5でも、1本4,980円
これに対しインド製の「ツゲイン」などは、個人輸入しても1本3,000円代で、さらに日本では発売できないミノキシジル10%のツゲイン10も購入できるため、ミノキシジルは個人輸入する人が増えているのが現状です。
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ミノキシジルは外用で髪を生やす

アンファーのメディカルミノキ5
ミノキシジルによる発毛メカニズムは、現在でも完全には解明されていません。
しかし元々高血圧の治療薬として開発されただけに、血管を拡張して血流を増やす作用があるのは間違いないでしょう。
毛母細胞に新鮮な酸素と栄養が供給されるだけでも、発毛はある程度促進されるはずです。
参照:ミノキシジルの発毛効果について
日本皮膚科学会が定める「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017版」においても、ミノキシジルはフィナステリドと並んで強固なエビデンスを持つ、「推奨度A」の男性型脱毛症治療薬です。
- フィナステリド:抜け毛を減らす
- ミノキシジル:発毛を促す
この2つの薬を併用するのが、最も王道かつ近道の薄毛対策ですね。
ミノキシジルの副作用と注意点について
ミノキシジルは比較的安全性の高い薄毛治療薬ですが、副作用も報告されています。
ネットでも公開されているミノキシジルの添付文書から、注意すべき副作用を解説します。
- 皮膚:頭皮の発疹・発赤*,かゆみ,かぶれ,ふけ,使用部位の熱感等
- 精神神経系:頭痛,気が遠くなる,めまい
- 循環器:胸の痛み,心拍が速くなる
- 代謝系:原因のわからない急激な体重増加,手足のむくみ
血圧に問題がある人は要注意
ミノキシジルは元々心臓の治療薬として生まれたため、特に血圧に影響を与える可能性があります。
すでに高血圧の治療薬を飲んでいる方は、薬が効きすぎてしまう可能性がありますので、ミノキシジルと併用はしないで下さい。
また低血圧の方は、ミノキシジルによって血圧が下がりすぎてしまう可能性があるので、必ずかかりつけ医に相談してください。
心臓・腎臓に問題のある人は要注意
血圧以外にも、ミノキシジルは心臓や腎臓に影響を与える可能性があります。
健康な方なら問題ないですが、健康診断で腎臓の数値が悪いと言われた方は、ミノキシジルは慎重に利用したほうが良いでしょう。
女性・子どもには適用なし
一般的なミノキシジル5%の外用薬は、日本において女性や子どもへの臨床試験が行われていません。
用量の少ないミノキシジル2%であれば、女性にも使用実績があるので、女性で抜け毛に悩む方はそちらを選んでください。
未成年については、基本的に使用しないほうが良いと思われます。
壮年型脱毛症以外の薄毛には使用しない
ミノキシジルもフィナステリドも、男性ホルモンの影響で加齢によって薄毛になる「壮年型脱毛症」の治療薬です。
その他の原因による薄毛には、あまり効果が無いので使わないほうが良いでしょう。
ストレスによる円形脱毛症、甲状腺異常などによる脱毛、その他の病気による脱毛などでは、その原因の対処をしないと意味がありません。
原因を取り除かずにミノキシジルなどを使い続けると、思わぬ副作用がでることがあります。
頭皮のかぶれ・デキモノが出来たら一旦休止する
私自身も経験しましたが、ミノキシジル外用薬を使っていると頭皮に湿疹が出来ることがあります。
押すと痛い程度の湿疹ですが、そのまま続けると悪化する場合もあるので、頭皮に異常が出た場合は一旦休止して治るまで待ってください。
効果の確認は4ヶ月目以降から
多くのエビデンスを元に、ミノキシジルの発毛効果が出始めるのは4ヶ月目以降からと言われています。
中にはすぐに実感する人もいるでしょうが、基本的には4ヶ月以上使い続けて下さい。
1~2ヶ月続けて「効果がない」と諦めずに、気長に続けるのがベストです。
ミノキシジル内服薬は特に要注意
この記事は「ミノキシジル外用薬」について解説していますが、ミノキシジルには内服薬もあります。
そもそも最初は心臓治療の内服薬ですから当然なのですが、日本国内ではミノキシジルの内服薬は認可されていません。
個人輸入ではミノキシジル内服薬も入手できますが、外用薬よりも内服薬の方が副作用が多く報告されています。
日本では2019年に、フィナステリド0.2mgとミノキシジル4mgを内服していた21歳の男性が脳梗塞を発症した事例があります。
参照:フィナステリドとミノキシジルを服用中に出血性脳梗塞を発症した若年男性の1例
まずはフィナステリド内服とミノキシジル外用のセットをファーストチョイスとすべきで、ミノキシジル内服は慎重になった方が良いと思います。
ミノキシジルは発毛を促す外用薬としてファーストチョイス
- ミノキシジルは世界中で使用実績が膨大
- 心臓や血圧に問題ある人は要注意
- ミノキシジル内服は個人では避けたほうが良い
ミノキシジルの副作用リスクについてまとめて紹介しました。
結論として、血圧に影響を与えるがリスクがあるものの、外用薬であればほとんどの場合はリスク軽微で、服用を中止するほどでは無さそうです。
もし身体に不調を感じたら、一旦使用を中止して様子を見たほうが安心ですね。
また購入する場合は、実績の十分な個人輸入代行サイトを使うのがおすすめです。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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