当ジムで毎週加圧トレーニングを受けているお客様から、冷え性が良くなったという話をよく聞きます。
夏が終わると末端が冷えてたまらないので、足湯用の桶まで買ったのに、今年は全く使っていないと。
これから寒くなってくる時期、冷え性は辛いですよね。
今回は、なぜ加圧トレーニングが冷え性の改善に有効なのかを解説します。
・認定ダイエットインストラクター
・医薬品登録販売者
・健康管理士一般指導員
健康一筋発信10年。ダイエットや筋トレに役立つサプリメントの他、健康情報も収集し続けてアップデート中。自分と家族と日本国民の健康と幸福(ウェルネス)を追求するのが仕事であり趣味です。
冷え性改善の理由①末端部の血行を促進する
加圧トレーニングが指先やつま先などの冷え性を改善する最大の理由は、末端部の血行を良くしてくれるからです。
四肢の付け根を加圧ベルトで圧迫してトレーニングを行うと、腕や脚に大量の血液が滞留(プーリング)し、乳酸濃度が高まって成長ホルモンの分泌が促進されます。
血液の滞留が増えると、当然ながら血液は太い動脈から細い毛細血管の方に押し流されていきますよね。
こうして普段は枯れている毛細血管にまで血が流れるようになり、身体の中心で温められた血液が末端にまで届くようになるのです。
冷え性改善の理由②筋肉を増やして熱産生を高める
冷え性改善には末端にまで血が流れるようにするのが基本ですが、そもそも末端に流れる前の血がしっかり温まっていなければ話になりません。
身体の中心部で血液を温めてくれるのは、我々の大事な武器である筋肉です。
加圧トレーニングは成長ホルモンの作用によって筋肉を増やす効果が高く、ジムでハードなトレーニングをしなくても筋肉を増やせます。
そうして増やした筋肉は、存在するだけで熱を発して身体を温め、温まった血液が末端にまで届くことで冷え性の改善につながるのです。
冷え性改善の理由③自律神経を整えて体温調節をスムーズにする
冷え性は単なる低体温ではなく、自律神経の問題であることは意外と知られていません。
どんなに冷え性に悩む人だって、風邪をひいたら体温38度とかになるわけで、体温を上げる機能自体はしっかりしているのです。
問題は、その体温を上げる機能を普段から活かせていないことで、普段の体温調節を担っているのが自律神経ですね。
自律神経は活動を司る交感神経と、休息を司る副交感神経からなっています。
自律神経が乱れている状態とは、交感神経ばかりが優位になって副交感神経が働いていない状態のことが多く、慢性的なストレスなどで心身が休まりません。
交感神経は身体を活動的にするために、末端部の毛細血管を収縮させて体幹部に血液を集める働きがあります。
慢性的にこの状態が続くと、末端部の血流が不足して冷え性になってしまうというわけです。
このような自律神経の乱れを改善するには、実はいちど思いっきり交感神経に振り切るのが有効。
思いっきり交感神経(活動)に振り切ったら、その反動で必ず副交感神経が優位になり、しっかり休めるのです。
そして加圧トレーニングでは、血流制限のストレスと運動のストレスの合わせ技で、軽い運動でも強烈に交感神経へ振り切ることができます。
加圧トレーニングをしている方が、冷え性改善と同時に「よく眠れるようになった」というのも、これが理由ですね。
まとめ:加圧トレーニングは血管と筋肉と自律神経に効果大!
- 加圧トレーニングは末端部の血行を良くする
- 加圧トレーニングは筋肉を増やして活性化する
- 加圧トレーニングは自律神経を整える
加圧トレーニングが冷え性を改善してくれる効果は、主に上記3つの理由によるものです。
もちろんこれらの効果は、加圧トレーニングではない普通の運動でも得ることができます。
しかし加圧トレーニングは、テクノロジーの助けを借りて非常に効率的に・時短で・低負荷のトレーニングでも高い効果を得られるのがメリット。
普段から筋トレの時間を取れない方ほど、週に1回でも加圧トレーニングジムに来ていただければ、冷え性の悩みも無くなるかも知れませんよ。
加圧トレーニングではなくても、自宅でできるおすすめの運動はこんな感じです。
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