寒さが厳しくなってくると、冷え性の人には辛い季節です。
特につま先や指先が冷えてたまらない末端冷え性は、血糖値の高さと関係があります。
血糖値が高いと血液がどろどろになり流れが悪くなるため、末端の毛細血管にまで血液が行かなくなり、その結果末端部が冷える訳ですね。
このような血行悪化に冷えの原因がある場合、どんなに身体を温めても、温かい血液が末端まで届かないのであまり改善しません。
改善するためには、末端部まで新鮮な血液が回るように血液をサラサラにし、体温を高められるよう自律神経を整えることです。
よく「体温を上げるために筋肉を増やそう」と言われますが、どんなに筋肉の少ない人でも風邪を引けば39度とかになる訳で、体温を上げる機能自体はあるのです。
問題は体温をコントロールする自律神経が乱れて、平熱が低くなってしまうことなので、活動と休養のメリハリをつけて自律神経を整えるほうが重要ですね。
その点で定期的な運動には自律神経を整える効果もあるので、冷えの改善にはとても有効と言えます。
また運動によって筋肉を刺激することで、血糖値を下げて血流を良くする効果も確実にありますので、結果的に運動は冷え性の改善に非常に有効です。
血液がドロドロだと血圧が上がりすぎるリスクもありますので、身体の末端部を動かす運動が特に効果的で、1日10分くらいでも続けていると効果が出てきますよ。
そして末端部の血行を良くするのに、非常に効果的な運動が加圧トレーニングです。
四肢を圧迫して手足に血液を滞留させることで、強引に毛細血管へ血液を押し出していき、手足の血行を良くしていきます。
うちのジムのお客様でも、加圧トレーニングをはじめてから末端の冷えが改善したという声はとても多いですよ。
加圧がなくてもできる手足の運動は、こちらの動画をご覧ください
高血圧改善の運動メニュー!四肢末端を動かすのがポイント
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