ダイエットや健康的な食習慣を意識するなら、まず最初にやるべきは「噛む回数を増やす」ことです。
人間の顎の力は非常に強く、食べ物を細かく噛み砕くことで消化器の負担を和らげ、高い吸収率を保っているのです。
現代の食事は、非常に柔らかく調理することで、噛む負担を減らし、噛む能力をスポイルしてしまっているのです。
よく噛むことで唾液が増え、脳の満腹中枢が刺激されて消化器の働きが高まるなど、さまざまなメリットがあります。
具体的に、噛む回数を増やすだけで得られるメリットを簡単に列挙してみました。
1・血糖値の急上昇を抑える
2・少量でも満腹感を得られる
3・胃腸の負担が軽減されてる
4・唾液が増えてむし歯予防になる
5・唾液が食べ物の毒素を分解する
食事のたびに噛む回数を増やすだけでコレほどのメリットがあるのですが、すでに習慣となった食事の癖を治すのは簡単ではありません。
ついつい忘れて噛まずに食べてしまいがちな方は、次の3つの工夫をしてみてください。
1・固い食べ物を増やす
2・生野菜を増やす
3・食事中に水を飲まない
1と2は、単純によく噛まなければ食べられないものを献立に増やすということです。
これなら、ほぼ強制的に咀嚼回数を増やせるでしょう。
そもそも人類の歴史でいえば、毎日こんなに柔らかいものばかり食べている方が異常なのです。
固いパンや生の野菜を、しっかり噛んで食べるよう意識してみてください。
そして食事中に水を飲まないことも、実は噛む回数に大きく関係しています。
水を飲む癖があると、噛まずに流し込んでしまうため、自然と咀嚼回数が減ります。
「水を飲まないと口がボソボソして食べにくい」という方は、まさに噛む回数が少なくて唾液が足りていないのです。
しっかり噛んで唾液を出していれば、食事中に水を飲まなくても平気になります。
もし食事中に水がなければ食べにくいと思っている方は、ぜひ改めて見ることをおすすめします。
この記事の内容は、YouTubeでも解説しています!
噛む回数を増やそうと思ってもつい忘れてしまう人のための3つの食事戦略
◯関連記事
日本人の痩せ菌はお米が好き
この記事へのコメントはありません。