炭水化物抜きダイエットは以前から流行っていますが、挫折する人も多いダイエット方法です。
炭水化物は食物繊維と糖質からなり、糖質が吸収されると血糖値が上昇し、細胞で使いきれず余った糖は脂肪に変換されて蓄えられます。
だから炭水化物の大量摂取によって血糖値が急上昇すると、糖の余りが多くなり体脂肪も増えるわけですね。
逆に炭水化物を制限して常に必要最低限の血糖で維持していれば、糖の余りを防いでダイエットになる訳です。
実際、肥満の人ほど炭水化物抜きダイエットは効果的で、数週間で5kg以上体重が落ちることも珍しくありません。
しかし今までの食生活から完全に炭水化物を抜くのは苦痛も多く、挫折・リバウンドしやすいダイエットとも言えるのです。
そこでこのほどカナダの研究では、1日3食全てではなく、朝食のみを低炭水化物食とするだけでも血糖値を抑制する効果があることがわかりました。
平均年齢64歳の2型糖尿病の男女121人を対象に高糖質の朝食と低糖質の朝食(カロリーは同じに調整)に分けて12週間観察したところ、低糖質の朝食を摂ったグループの方が血糖値が低下し、1日の血糖変動の幅がより少なかったそうです。
https://news-ok-ubc-ca.translate.goog/2023/05/31/cutting-breakfast-carbs-can-benefit-people-with-type-2-diabetes/
この理由は、寝起きは長時間エネルギーを得られていない時間帯であるため身体が栄養を欲する状態になっており、血糖値の急上昇が起こりやすい為です。
この時間に高炭水化物の食事を摂ってしまうと、血糖値の急上昇を起こして糖余りを生じさせます。
逆に朝食を低糖質でタンパク質や脂肪を中心とした内容にすることで、血糖が緩やかに上昇し、1日を通して安定すると考えられているのです。
炭水化物抜きダイエットが難しい方でも、朝食だけは糖質を抜いて卵料理などタンパク質と脂肪を摂るメニューにする事で、血糖値コントロールとダイエットが簡単になりそうですよ。
また血糖値コントロールは運動が最強に効果的であるため、食前に軽い運動をすることでも効果が上がります。
空腹時の運動、血糖値を下げやすい運動として効果的なのが、加圧トレーニングです。
低負荷の運動でも糖質を燃焼して速筋を増やせるため、血糖値管理には特におすすめですよ。
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